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作品詳細
六ヶ所村ラプソディー
核燃の大地に咲く花、ここに私たちのくらしがある。
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。2004年、六ヶ所村に原発で使った燃料からプルトニウムを取り出す再処理工場が完成した。この工場の風下には農業地帯が広がっている。菊川さんは12年前から再処理計画に反対し、くらしに根ざした運動を実践している。隣接した村々で農業を営む人々もまた、この計画を止めたいと活動している。一方、六ヶ所村の漁村では職を失った漁師の雇用問題が深刻だ。村はすでに再処理を受け入れ、経済的にも雇用の面でも必要だという考えが行き渡っている。2005年、イギリスの再処理工場で事故が起きた。取材で見えてきたのは事故の影響よりも、日常的に放出されてきた放射性物質の行方だった。
■解説
六ヶ所村には核燃料サイクル基地がある。その中心は使用済み核燃料再処理工場だ。世界で最も新しいプルトニウム製造工場となる。ここが稼動すれば日本は新たな原子力時代に入ってゆく。今、エネルギーをいったいどうするのか、私たちは岐路に立ち、選択を迫られている。全国から核廃棄物が集まってくる六ヶ所に生きるということは、くらしの根っこに核があることを日々つきつけられながら生きることに他ならない。電気エネルギーを使う日本人全ての難題に、地元の人々は向き合って生きている。その様々な生き方とくらしを見つめた。(作品資料より)
2006年10月7日 より ポレポレ東中野(モーニング)にて
- 配給:グループ現代
- 製作国:日本(2006)
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- ジャンル:
- ドキュメンタリー
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