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作品詳細
虹をつかむ男
渥美清の急逝に伴いシリーズ終了となった『男はつらいよ』に代わって松竹の正月番組をつとめた人情喜劇。
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。平山亮は就職試験に失敗して柴又の家を飛び出し、旅の果てに四国・徳島県の小さな町に辿り着いた。亮は白銀活男が経営する古ぼけた映画館・オデオン座でアルバイトとして働くことになる。活男はこの町で映画の灯を守り、映写技師の常さんや映画好きの町民たちと土曜名画劇場を催していたが、それはメンバーで幼なじみの未亡人・八重子に捧げるものでもあった。活男は八重子が開く喫茶店“カサブランカ”に毎日顔を出しては映画談議を繰り広げるが、彼女への想いだけは口にすることができないでいた。活男は巡回映画にも出かけ、小学生ひとりのために過疎分校を訪ねたり、上映時間について役場課長と言い合ったりしながら、名画を上映していく。
■解説
渥美清の急逝に伴いシリーズ終了となった『男はつらいよ』に代わって松竹の正月番組をつとめた人情喜劇。映画を愛してやまぬ映画館主をめぐる人間模様を、数々の名画の断片を交えて描いた。監督は『学校II』の山田洋次。脚本は山田と朝間義隆の共同。撮影は『学校II』の長沼六男。『学校II』に続いて西田敏行と吉岡秀隆が主演したほか、『男はつらいよ』のレギュラー陣が顔を揃えている。またCG合成で寅さんにふんした渥美も一場面に登場し、本作も渥美に捧げられた。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)
- 配給:-
- 製作国:日本(1996)
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- ジャンル:
- コメディ
■スタッフ
監督 | 山田洋次 (Yoji Yamada) |
---|---|
脚本 | 山田洋次 (Yoji Yamada) 朝間義隆 (アサマヨシタカ) |
原作 | 山田洋次 (Yoji Yamada) |
製作 | 中川滋弘 (ナカガワシゲヒロ) |
プロデューサー | 深澤宏 (フカザワヒロシ) 本木克英 (Katsuhide Motoki) |
撮影 | 長沼六男 (ナガヌマムツオ) |
美術 | 出川三男 (デガワミツオ) |
音楽 | 山本直純 (ヤマモトナオズミ) 山本純ノ介 (ヤマモトジュンノスケ) |
録音 | 鈴木功 (スズキイサオ) |
照明 | 熊谷秀夫 (クマガイヒデオ) |
編集 | 石井巌 (イシイイワオ) |
助監督 | 阿部勉 (アベツトム) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
---|---|
西田敏行 (Toshiyuki Nishida) | 白銀活男 |
吉岡秀隆 (Hidetaka Yoshioka) | 平山亮 |
田中裕子 (Tanaka Yuko) | 十成八重子 |
田中邦衛 (Kunie Tanaka) | 常さん |
すまけい (Kei Suma) | 和尚 |
柳沢慎吾 (ヤナギサワシンゴ) | 郵便局員・赤羽 |
松金よね子 (マツカネヨネコ) | 薬屋のおかみ・鏡子 |
神戸浩 (カンベヒロシ) | 弁当屋・茂 |
鶴田忍 (ツルタシノブ) | 吉井巡査 |
倍賞千恵子 (Baisho Chieko) | 平山春子 |
前田吟 (Gin Maeda) | 平山章 |
佐藤仁美 (Sato Hitomi) | 平山咲枝 |
永瀬正敏 (Masatoshi Nagase) | 安徳先生 |
柄本明 (Akira Emoto) | 斉藤課長 |
下條正巳 (シモジョウマサミ) | 村長 |
笹野高史 (Takashi Sasano) | 十成修次郎 |
宮下順子 (Miyashita Junko) | 十成かおり |
三崎千恵子 (Chieko Misaki) | 親族代表 |
山田スミ子 (ヤマダスミコ) | お遍路のおばさん |
上島竜兵 (ウエシマリュウヘイ) | オデオン座に雇われる男 |
高原駿雄 (タカハラトシオ) | |
佐藤蛾次郎 (サトウガジロウ) |