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作品詳細
もんしぇん
わたしの中にも海がある……時は止まりまた動き始める
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。バスが急勾配の道を上って行く。気分が悪くなって途中で降りてしまった“はる”。ふと目にした小さな草舟に導かれるように辿り着いた入り江では、老人たちが泥人形を作っていた。彼らはごく自然に、はるに手伝いを頼み、船に乗せて小さな島に連れ帰る。もと来た道へ戻る術をなくし、妊娠していることも見透かされたはるは、渋々老人たちが暮らす不思議な家に留まることに。そこにもう一人、“作一”という老人が迷い混んでくる。
■解説
来るものがいれば去るものもいる。小さな島に辿り着いた人々が、寄り添うように生きる場所で、不思議な体験をする“はる”。演じる玉井夕海は16歳のときに天草の海に出会い、そこで得たインスピレーションをもとに、映画をつくりたいと思い続けてきたという。そんな玉井が企画・脚本・音楽を手がけ、新人の山本草介が初メガホンをとった本作は、まるで一編の詩のような美しさと、生命への敬意に溢れたファンタジーだ。老婆たちの有無をも言わさぬ強引さや、赤の他人であってもその場に居合わせた者を受け入れる寛容さは、海の持つ包容力に似ている。そして、命を育み、死をも受け入れる水の力に逆らわないことが、迷える主人公はるを救うのだ。
2006年8月19日 より 上野・一角座にて
- 配給:シグロ
- 製作国:日本(2006)
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- ジャンル:
- SF/ファンタジー
- 公式サイトはこちら>>
■スタッフ
監督 | 山本草介 (ヤマモトソウスケ) |
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脚本 | 玉井夕海 (タマイユミ) 山本草介 (ヤマモトソウスケ) 海津研 (カイツケン) |
製作 | 山上徹二郎 (ヤマガミテツジロウ) |
プロデューサー | 渡辺栄二 (ワタナベエイジ) |
イメージ設計 | 海津研 (カイツケン) |
撮影 | 池内義浩 (イケウチヨシヒロ) |
美術 | 須坂文昭 (スサカフミアキ) |
セット建築 | 松田良志 (マツダリョウジ) |
セット造成担当 | 杉本良一 (スギモトリョウイチ) |
セット電気工事担当 | 森枝三千尋 (モリエダミチヒロ) |
音楽 | 玉井夕海 (タマイユミ) |
音楽監修 | 中原達彦 (ナカハラタツヒコ) |
録音 | 鈴木昭彦 (スズキアキヒコ) |
音響効果 | 中村佳央 (ナカムラヨシオ) |
照明 | 大坂章夫 (オオサカアキオ) |
ネガ編集 | 小田島悦子 (オダジマエツコ) |
衣装 | 宮本まさ江 (Masae Miyamoto) |
ヘアメイク | 酒井香 (サカイカオリ) |
ポストプロダクションプロデューサー | 金子尚樹 (カネコナオキ) |
スタジオエンジニア | 大屋みほ子 (オオヤミホコ) |
音楽録音 | 菊池光男 (キクチミツオ) |
キャスティングプロデューサー | 西田文郎 (ニシダフミロウ) |
製作デスク | 石田優子 (イシダユウコ) 井上雅央 |
プロダクションマネージャー | 佐々木正明 (ササキマサアキ) |
製作進行 | 宮本亮太 (ミヤモトリョウタ) 小林雄一郎 (コバヤシユウイチロウ) 小玉憲一 (コダマケンイチ) |
助監督 | 岡秀樹 (オカヒデキ) |
製作協力 | 大和田廣樹 (オオワダヒロキ) |
製作担当 | 濱崎林太郎 (ハマザキリンタロウ) 橋本淳司 (ハシモトジュンジ) |
小道具 | 出井奈保 (デイナホ) |
棺船制作 | 阿部麻海 (アベアサミ) |
土人形(はる人形)制作 | 北井あけみ (キタイアケミ) |
ロケ船舶担当 | 松田良志 (マツダリョウジ) 田中紀也 |
ロケ食事担当 | 森枝房子 (モリエダフサコ) |
スチールメイキング | 加藤芳美 (カトウヨシミ) |
タイトル | 道田昭 (ミチダアキラ) |
タイミング | 安齋公一 (アンザイコウイチ) |
オプチカル | 中村義夫 (ナカムラヨシオ) 高橋幹夫 (タカハシミキオ) |