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作品詳細
刺青 SI-SEI
文豪・谷崎潤一郎の原作を、ピンク映画界の巨匠が映画化
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。来栖精像(弓削智久)は、芸術作品として後世に伝えられる刺青を残したいと考えていた。ある日、彼は大学院で錦絵の研究に携わる女性・雨宮美妙(吉井怜)と出会う。精像は美妙を誘拐監禁して刺青を彫らせるよう迫るが、やがて錦絵の魅力と刺青の持つ魔性に取りつかれた美妙は、逆に最高の刺青を彫ることを要求するのだった。そして遂に、見事な「八重垣姫」の刺青が完成する……。
■解説
これまでに2度映画化されている谷崎潤一郎の原作(66年の増村保造監督、若尾文子主演作が有名)を、“ピンク四天王”のひとりとして知られる佐藤寿保監督が映像化した。監禁する男と監禁された女の、緊迫した心理を描いた密室劇であるところは、製作・配給のアートポートのヒット・シリーズ「完全なる飼育」の流れをくむものだが、その独特の映像タッチとダイアログで、男女のより深遠な心理描写に到達している。昨年、「濡れた赫い糸」で新境地を拓いた女優・吉井怜の熱演にぜひ注目してほしい。
2006年2月25日 より テアトル池袋(レイト)にて
- 配給:アートポート
- 製作国:日本(2005)
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- ジャンル:
- ドラマ
■スタッフ
監督 | 佐藤寿保 (Hisayasu Sato) |
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製作 | 松下順一 (Junichi Matsushita) |
企画 | 加藤東司 (Toji Kato) 武内健 (タケウチケン) |
プロデューサー | 今井朝幸 (イマイトモユキ) 小貫英樹 (オヌキヒデキ) 佐藤嘉一 |
制作担当 | 大谷弘 (オオタニヒロシ) |
原作 | 谷崎潤一郎 (タニザキジュンイチロウ) |
脚色 | 夢野史郎 (ユメノシロウ) |
撮影 | 斉藤幸一 (サイトウコウイチ) |
照明 | 白石宏明 (シライシヒロアキ) |
編集 | 斉藤和彦 (サイトウカズヒコ) |
録音 | 山田均 (ヤマダヒトシ) |
美術 | 山下修侍 (ヤマシタシュウジ) |
衣裳 | 百井豊 |
音楽 | 中川孝 (ナカガワ) |
スチール | 武林久憲 (タケバヤシヒサノリ) |
VE | 入山達彦 (イリヤマタツヒコ) |
VFXスーパーバイザー | 鹿角剛 (カヅノツヨシ) |
効果 | 伊東晃 (イトウアキラ) |
劇用刺青 | 田中光司 (タナカコウジ) |
助監督 | 村田啓一郎 (ムラタケイイチロウ) |