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作品詳細
狼少女
昭和に生きる子供たち。あのころ、周囲には未知の世界が存在していた。
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。明の住む町に、見せ物小屋がやってきた。親も学校も近づいてはいけないと言うけれど、小屋への興味は高まるばかり。特に気になるのは“狼少女”だ。狼に育てられ、言葉が話せないのだという。そんな中、いかにも都会っぽさの漂う留美子が転校してきた。一方、クラスには家が貧しく、服装も髪も汚れていることでいじめられている秀子がいた。見せ物小屋の狼少女は秀子だという噂が立つが、あるきっかけから、明は留美子と秀子と友達になる。
■解説
すでにすっかり過去のものとなりつつある時代、昭和。見せ物小屋という言葉自体、耳にすることもない。過ぎゆく子供時代を切り取るとともに、昭和という時代を瑞々しく蘇らせてみせた作品だ。平成の子供たちである主演3人に、昭和の世界を活き活きと駆け回らせたのは、これが劇場用長編映画デビュー作となる深川栄洋監督。自身1976年生まれとまだ若いが、堂々とした演出をみせ、昭和の世界に観客を誘う。これまでにも若手登竜門とも言えるインディーズ映画祭のPFFに入選するなど、今後に期待を持たせる新鋭である。本作は第18回東京国際映画祭の日本映画・ある視点に公式参加。脚本は函館港イルミナシオン映画祭でシナリオ大賞グランプリ作品をベースとしている。
2005年12月3日 より テアトル新宿(レイト&モーニング)ほか全国にて順次公開
- 配給:バサラ・ピクチャーズ
- 製作国:日本(2005)
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- ジャンル:
- ドラマ
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