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作品詳細
欲望
性欲にまさる「欲望」があるだろうか
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。中学時代、三島由紀夫に傾倒する美少年・正巳に憧れながらも、親友の阿佐緒に好意を寄せる正巳と一定の友情を保っていた類子。それから10数年後、学校図書館司書として穏やかな生活を送っている類子は、年上の精神科医と結婚した阿佐緒を囲み、久々に正巳と再会する。しかし正巳には、類子しか知らない秘密があった。高校時代に巻き込まれた事故で、正巳は性的不能に陥っていたのだ。そうと知りながらも類子は、正巳への愛が止められず、また正巳も類子を愛し始めていた・・・。「愛しているから抱きたい、愛しているのに抱けない」。類子は、そんな正巳の苦悩をも包み込んで愛したいと願うが、正巳の苦しみは決して止むことがない。彼らの狂おしい想いに、私たちは脳の奥が痺れるような、甘美な痛みに襲われる。“性の欲望”を直視しながらも、切なく心を震わせる“新しい純愛映画”が誕生した。
■解説
原作は、直木賞受賞作「恋」を凌ぐと言われる、小池真理子の究極の恋愛小説「欲望」。愛の喜びと絶望を、鋭くリアルに捉えたベストセラーの行間から匂い立つような官能の世界を見事に映し撮り、原作者・小池真理子をして“小説の世界観が見事に映像化されている“と唸らせた。 監督は、『月とキャベツ』や『はつ恋』などの切ない作風から、『深呼吸の必要』など瑞々しい青春映画の演出に定評のある篠原哲雄。また『昭和歌謡大全集』に代表されるベストセラー小説の映像化も得意とし、原作にはない慟哭を用いて悲恋に焦点をあわせることにより、登場人物の心理を鋭く繊細に、そして官能的に描き出している。(作品資料より)
2005年11月19日 より アミューズCQNほかにて
- 配給:メディア・スーツ
- 製作国:日本(2005)
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- ジャンル:
- ドラマ
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