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作品詳細

  • 樹の海

生を育み、死を受け入れる場所─それが樹海

 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

富士山麓に広がる青木ケ原樹海。夜逃げした顧客を追うヤミ金のタツヤ(池内博之)は、携帯電話片手に悪態をつきながら、おぼつかない足取りで森の中へ歩を進める。その奥深くでは、洞穴に投げ捨てられた寝袋から恐る恐る顔を出した朝倉(萩原聖人)がつぶやく。「ちゃんと殺してくれればよかったのに…」。また別の場所では、映子(井川遥)がネクタイで首をつろうとしていた。所変わって新橋の居酒屋。向かい合う初対面の三枝(塩見三省)と山田(津田寛治)。三枝は花と果物を携えて樹海を訪れたばかりだった。



■解説

まさに、森は生きている、のだ。自殺の名所として知られるだけに死のイメージが濃厚な樹海だが、その表情は驚くほど豊かで生命力に満ちている。そこは命を奪う場所ではない。自ら死を選ぶ者は、命を捧げ、樹海と同化しようとする。樹海は人を拒まない。迷い込んだら二度と出てこられそうもないが、立ち去ることだってできなくはないのだ。その神秘的な宇宙のような空間に身を置く時、人は傲慢であることをやめ謙虚になるしかない。樹海に引き寄せられる人々を4つのエピソードで綴った本作は、日々生きることのやりきれなさを描きつつ、同時に、もう一度生きてみようという希望も持たせてくれる。これが満を持しての長編デビューとなった瀧本智行監督の誠実な演出にも好感が持てる。

  • 2005年6月25日 より 渋谷シネ・アミューズほか全国にて順次公開

  • 配給:ビターズ・エンド
  • 製作国:日本(2004)
    • ジャンル:
    • ドラマ
  • 公式サイトはこちら>>

■スタッフ

監督 瀧本智行 (タキモトトモユキ)
脚本 瀧本智行 (タキモトトモユキ)
製作 高橋紀成 (Kisei Takahashi) 川島晴男 (カワシマハルオ) 川崎代治 (カワサキダイジ)
プロデューサー 青島武 (アオシマタケシ) 青島武 (アオシマタケシ) 永田芳弘 (ナガタヨシヒロ)
撮影 柴主高秀 (シバヌシタカヒデ)
音楽 吉川忠英 (ヨシカワタダヒデ)
編集 高橋信之 (タカハシノブユキ)
その他 AMADORI (アマドリ)

■キャスト

俳優名 役名
萩原聖人 (Masato Hagiwara)  朝倉正彦
井川遥 (Igawa Haruka)  手島映子
池内博之 (Hiroyuki Ikeuchi)  タツヤ
津田寛治 (Kanji Tsuda)  山田敏男
塩見三省 (Sansei Shiomi)  三枝清
余貴美子 (Kimiko Yo)  大瀬道子
大杉漣 (Ren Osugi)  松原
小嶺麗奈 (コミネレナ)  北村今日子
小山田サユリ (オヤマダサユリ)  横山真佐子
中村麻美 (ナカムラマミ)  居酒屋の店員

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