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作品詳細
乱れ雲
憎しみと愛情のはざまで揺れる女心が涙を誘う!
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。江田宏と由美子は幸福の絶頂にいた。江田は通産省に勤めていて米国派遣の辞令を受け、妻の由美子は妊娠していることを知ったばかりだった。だが、江田が交通事故で死んだのは二人が祝杯をあげてから間もなくのことだった。告別式の日、江田を轢いた三島史郎が現われた。由美子は史郎に激しい憎悪を感じた。史郎の起こした交通事故は不可抗力で、彼は無罪になったのだが、彼は勤め先の貿易会社の死命を制する通産省の役人を殺したため青森へとばされ、常務の娘との婚約も破棄された。一方、由美子は夫の両親から籍を抜かれ、その上、胎内の子も捨てねばならなかった。やがて、勤めに出た彼女は、身を寄せていた文子の家で、彼女の美貌に義兄の目が光るのを感じると、義姉の勝子がとりしきっている十和田湖畔の実家に帰った。青森で史郎のもとを訪れる由美子。いつしか二人は、お互いに愛を覚えるようになったが、由美子は史郎に自分の前から去ってくれと頼んだ。ある日、史郎が西パキスタンへ転勤を命ぜられて・・・。
■解説
「拳銃は俺のパスポート」の山田信夫がシナリオを執筆し、「ひき逃げ」の成瀬巳喜男が監督した交通問題をテーマとした社会ドラマ。撮影は「颱風とざくろ」の逢沢譲。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)
- 配給:-
- 製作国:日本(1967)
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- ジャンル:
- ドラマ
■スタッフ
監督 | 成瀬巳喜男 (ナルセミキオ) |
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脚本 | 山田信夫 (ヤマダノブオ) |
製作 | 藤本真澄 (Sanezumi Fujimoto) 金子正且 |
撮影 | 逢沢譲 (アイザワユズル) |
美術 | 中古智 (チュウコサトル) |
音楽 | 武満徹 (Toru Takemistu) |
録音 | 藤好昌生 (フジヨシマサオ) |
照明 | 石井長四郎 (イシイチョウシロウ) |
編集 | 大井英史 (オオイエイジ) |
スチル | 中尾孝 (ナカオタカシ) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
---|---|
加山雄三 (Yuzo Kayama) | 三島史郎 |
司葉子 (Tsukasa Yoko) | 江田由美子 |
土屋嘉男 (ツチヤヨシオ) | 江田宏 |
森光子 (Mori Mitsuko) | 四戸勝子 |
加東大介 (カトウダイスケ) | 林田勇三 |
藤木悠 (フジキユウ) | 石川 |
草笛光子 (Kusabue Mitsuko) | 石川文子 |
中丸忠雄 (ナカマルタダオ) | 藤原部長 |
浦辺粂子 (ウラベクメコ) | 三島ぬい |
中村伸郎 (ナカムラノブオ) | 武内常務 |
中川梨絵 (Rie Nakagawa) | 房枝 |
小栗一也 (オグリカズヤ) | 葛西所長 |
松本染升 (マツモトセンショウ) | 通産省参事官 |
伊藤久哉 (イトウヒサヤ) | 輸出振興部部長 |
村上冬樹 (Fuyuki Murakami) | 輸出振興部局長 |
草川直也 (クサカワナオヤ) | 井上次長 |
田島義文 (タジマヨシブミ) | 営林署署長 |
佐田豊 (サダユタカ) | 源さん |
宇野晃司 (ウノコウジ) | 男 |
清水元 (シミズゲン) | 史郎の客A |
十朱久雄 (Hisao Toake) | 史郎の客B |
アンドリュー・ヒューズ | カナダ人の男 |
ドウ・ピーリントン | カナダ人の妻 |
石田茂樹 (イシダシゲキ) | 通産省会計課員 |
左卜全 (ヒダリボクゼン) | バスの老人 |
竜岡晋 | 宏の父 |