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作品詳細
阿修羅城の瞳
伝説の舞台劇が、スクリーンに新生。宿命の愛と闘いを描く時代劇ファンタジー
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。文化文政の江戸。かつて、人を食らう鬼を斬る「鬼御門」の副長だった病葉出門は、今は江戸随一の人気を誇る舞台役者として活躍していた。ある日出門は、江戸を賑わす盗賊団の一員、つばきと出会う。強く惹かれあう2人だが、その時、つばきの肩に謎のアザが浮かび出た。同じ頃、鬼を率いる謎の尼僧・美惨は、つばきのアザを、鬼の王・阿修羅の復活と見て取り、阿修羅の力に魅せられ道を外れた鬼御門、邪空を送り込む。
■解説
演劇ファンにはお馴染みの、劇団☆新感線が生み出した舞台「阿修羅城の瞳」が、名匠・滝田洋二郎監督によって映画化された。恋をすると鬼になる女と、鬼殺しの男が出会い、逆しまの絆に揺れる壮大なアクション・ドラマだ。その映像は、SF的なセットやメイクに彩られているが、やはり何よりも、ストーリーの素晴らしさに圧倒される。病葉出門を演じるのは、舞台同様、市川染五郎。粋な二枚目役者でありながら、強力な剣の技と情熱を備えた出門役で、映画初主演を飾る。
重要文化財である四国・金比羅宮の劇場で撮影された歌舞伎シーンは、物語の一端ながら染五郎の本領が発揮され目をくぎ付けられるだろう。数奇な運命を背負うつばきには、宮沢りえが扮し、阿修羅王への転生を華麗に演じている。もちろん、舞台との違いは見られるだろうが、まずは、まだこの物語を知らない観客にとって、大きな刺激となるはずだ。
2005年4月16日 より 丸の内ピカデリー2ほか全国松竹・東急系にて
- 配給:松竹
- 製作国:日本(2005)
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- ジャンル:
- 任侠/時代劇