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作品詳細
故郷
ささやかな暮しをつづけてきた一家の新天地を求めて移往するまでの揺れ動く心を追う
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。瀬戸内海・倉橋島。精一、民子の夫婦は石船と呼ばれている小さな船で石を運び生活の糧を得てきた。民子もなれない勉強の末に船の機関士の資格をとった。決して豊かではないが、光子、剛の2人の子供、そして精一の父・仙造と平和な家庭を保っている精一に最近悩みができた。持船のエンジンの調子が良くないのである。精一はどうしても新しい船を手に入れたかった。そこで世話役に金策の相談を持ちかけたが、彼は困窮した様子を見せるだけだった。
■解説
瀬戸内海の美しい小島で、ささやかな暮しをつづけてきた一家が、工業開発の波に追われ、父祖の地に哀惜の思いを残しながら、新天地を求めて移往するまでの揺れ動く心を追う。脚本は『泣いてたまるか』の宮崎晃、監督は脚本も執筆している『男はつらいよ 柴又慕情』の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)
- 配給:-
- 製作国:日本(1972)
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- ジャンル:
- ドラマ