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作品詳細

  • 風音

寡黙な人々の魂を運ぶ風が吹き、記憶は過去から未来へ生き続ける

 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

母親(つみきみほ)に手を引かれ、小学4年生のマサシ(伊集朝也)が、沖縄の小さな村に辿り着く。今日から祖母(吉田妙子)の家で暮らすのだ。近所に住む6年生のアキラ(島袋朝也)に誘われ、地元の少年たちの遊び場へ出かけたマサシは、ふいに海からの強い風が運んできた不思議な音を耳にする。それは、浜辺の風葬場に置かれた「泣き御頭(なきうんかみ)」と呼ばれる頭蓋骨が鳴らす「風音」だという。少年たちは「泣き御頭」を見に浜辺に向かう。同じ頃、一人旅の老婦人(加藤治子)がアキラの祖父・清吉(上間宗男)を訪ねる。



■解説

戦争を体験した海人(うみんちゅ)の清吉、特攻隊員として死んだ従兄弟の足跡を追う老婦人、息子と2人で再出発を決意する母親をはじめ、ここに登場する人々は、自分の過去に言い訳をしない。今更手を加えることはおろか、消し去ることもできないのなら、あるがままを受け入れるしかないのだ。生き続けることのせつなさや虚しさを知っている彼らは、個々が抱える深い哀しみや悔恨の情を、でしゃばることなく静かに見守る術を身につけている。

映像、音楽、プロではない地元の人々も含めた役者の演技が、見事に溶け合い、どの画面も引き締まっていて、だれたところなど皆無なこの作品。原作者の芥川賞作家・目取真俊が自ら手がけた脚本を得て、淡々とした語り口ながら、他人を深く思いやる心が丁寧に描かれ、東陽一監督のベテランの技が冴えている。

  • 2004年7月31日 より ユーロスペースほかテアトル新宿にてレイトショー

  • 配給:シグロ
  • 製作国:日本(2004)
    • ジャンル:
    • ドラマ
  • 公式サイトはこちら>>

■スタッフ

監督 東陽一 (ヒガシヨウイチ)
脚本 目取真俊 (メドルマシュン)
原作 目取真俊 (メドルマシュン)
企画 山上徹二郎 (ヤマガミテツジロウ)
製作 山上徹二郎 (ヤマガミテツジロウ)
撮影 蔦井孝洋 (Takahiro Tsutai)
美術 吉田悦子 (ヨシダエツコ)
音楽 タラフ・ドゥ・ハイドゥークス (Taraf de Haidouks) 平安隆 (ヒラヤスタカシ) 園田高弘 (ソノダタカヒロ)
録音 鶴巻仁 (ツルマキヒトシ)
照明 疋田ヨシタケ (ヒキタヨシタケ)
その他 柴田博英 (シバタ) 柴崎憲治 (シバザキケンジ)

■キャスト

俳優名 役名
上間宗男 (ウエマムネオ)  当真清吉
加藤治子 (カトウハルコ)  藤野志保
つみきみほ   島崎和江
光石研 (Ken Mitsuishi)  島崎久秋
北村三郎 (キタムラサブロウ)  石川
吉田妙子 (ヨシダタエコ)  金城マカト
治谷文夫 (ハルヤフミオ)  耳切おじー
細山田隆人 (Takahito Hosoyamada)  加納真一
加藤未央 (カトウミオ)  藤野志保(17歳)
島袋朝也 (シマブクロアサヤ)  当真アキラ

愛がなんだ









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