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作品詳細
王将('73)
“勝新”版、坂田三吉。その波乱の人生を描く
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。明治40年、大阪天王寺、通夫閣を真近に見た棟割長屋に、無学文盲だが将棋だけが滅法強い雪駄職人、坂田三吉が女房・小春と娘・玉江と住んでいた。三吉は毎日、稼業をそっちのけで将棋に熱中し、小春の苦労は年中絶えることがなかった。ある日、三吉のところに、関西将棋同好会主催の全大阪将棋大会の参加通知が来た。喜んだ三吉は、同じ長屋の住人で屋台のうどん屋・新吉から葬式用の紋付羽織を強引に借り、飛ぶようにして会場へ駆けつけた。連戦連勝した三吉は決勝で、当時若手棋士の第一人者である関根金次郎七段と相対した。
■解説
明治40年から大正8年にかけて一介の雪駄作りの職人から裸一貫で身をおこし、後に日本の将棋界を東西に二分し、名人位の覇を競い、人をして関西に王将ありといわしめた将棋の鬼、坂田三吉の波乱にとんだ半生を描く。北条秀司の同名小説の映画化。脚本は『紙芝居昭和史 黄金バットがやって来る』の笠原良三、監督は『激動の昭和史 軍閥』の堀川弘通、撮影は『恋の夏』の逢沢譲がそれぞれ担当。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)
- 配給:-
- 製作国:日本(1973)
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- ジャンル:
- ドラマ
■スタッフ
監督 | 堀川弘通 (Hiromichi Horikawa) |
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脚本 | 笠原良三 (カサハラリョウゾウ) |
原作 | 北条秀司 |
製作 | 藤本真澄 (Sanezumi Fujimoto) 森岡道夫 (モリオカミチオ) |
撮影 | 逢沢譲 (アイザワユズル) |
美術 | 中古智 (チュウコサトル) |
音楽 | 佐藤勝 (Masaru Sato) |
録音 | 三上長七郎 (ミカミチョウシチロウ) |
照明 | 羽田昭三 (Shozo Hada) |
編集 | 黒岩義民 |
助監督 | 河崎義祐 (カワサキヨシスケ) |
スチル | 橋山直己 (ハシヤマナオミ) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
---|---|
勝新太郎 (Shintaro Katsu) | 坂田三吉 |
中村玉緒 (Nakamura Tamao) | 坂田小春 |
音無美紀子 (オトナシミキコ) | 坂田玉江 |
古城門昌美 | 坂田玉江子供時代 |
仲代達矢 (Tatsuya Nakadai) | 関根八段 |
藤田まこと (Makoto Fujita) | うどん屋・新吉 |
谷口完 (タニグチカン) | 米仲買・高浜 |
永井智雄 (Tomoo Nagai) | 菊岡博士 |
田武謙三 (タブケンゾウ) | 高利貸・小島 |
今西正男 (イマニシマサオ) | 番頭・田宮 |
佐々木孝丸 (ササキタカマル) | 小林東伯斎 |
頭師孝雄 (ズシタカオ) | 小泉 |
春江ふかみ (ハルエフカミ) | お兼 |
桜田千枝子 (サクラダチエコ) | お時 |
小栗一也 (オグリカズヤ) | 小倉 |
森下哲夫 (モリシタテツオ) | 篠原 |
佐々木勝彦 (Katsuhiko Sasaki) | 山田 |
長沢大 | 宮松三段 |
龍崎一郎 (リュウサキイチロウ) | 柳沢伯爵 |
村田英雄 (ムラタヒデオ) | 町田 |
加藤和夫 (カトウカズオ) | 医師 |
泉芙美子 (イズミフミコ) | 京都旅館の女中 |
鈴木治夫 (スズキハルオ) | 新聞記者 |
石浜裕次郎 (イシハマユウジロウ) | 金ぶち眼鏡の男 |
小川安三 (オガワヤスゾウ) | 郵便配達夫 |
宝井琴時 | ナレーター |