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作品詳細
イノセンス
「攻殻機動隊」から9年。究極の深化を遂げた“オシイマモル的”近未来
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。人間とロボットが共存し、電脳ネットワークが整備された近未来都市。ある夜、少女型のアンドロイドが暴走し、所有者を惨殺する事件が発生する。人間のために作られた機械がなぜ人間を襲ったのか。内務省公安九課に所属する刑事バトーは、相棒のトグサとともに捜査を開始する。自身が全身を義体化したサイボーグであるバトーは、捜査の過程で様々な人形=ロボットと出会い、その存在に托された意義について思いを巡らせる。捜査を妨害するハッカーに苦しみながらも、バトーとトグサは事件の核心に迫ってゆくが…。
■解説
宮崎駿、大友克洋と並び、日本のアニメーションを世界に名立たる文化へと押し上げた鬼才・押井守。その代表作『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』から9年、待望の劇場版・最新作が届けられた。タイトルから「攻殻機動隊」の表記が消えたことでも分かる通り、本作は通常の続編という位置付けにはない。物語や舞台設定は前作の延長線上にあるものの、これまでのテーマを一段と掘り下げ、より深化を遂げた“オシイ”ワールドが誕生している。
アニメ表現における建築物の重要性を追求してきた押井監督。本作の耽美的なビジョンとそこに息づくノワールな人間観は、未だにアニメを子供の娯楽と決めつけている人々を啓蒙するに十分だろう。アニメーションという言葉は「モノに魂を吹き込む」ことを意味している。まさにその言葉通り、入魂の集大成である。
2004年3月6日 より 日比谷映画ほか全国東宝洋画系にて
- 配給:東宝
- 製作国:日本(2004)
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- ジャンル:
- アニメーション
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- SF/ファンタジー
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