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作品詳細
ヒバクシャ 世界の終わりに
全世界の人々が一瞬にして不幸になる核の実態を、ヒバクシャたちが自ら語る
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。1998年、監督はイラクを訪れた。湾岸戦争で使用された劣化ウラン弾により白血病を病んだ子供たちが次々と命を落としていく。その中のひとり、14才の少女ラシャは「私を忘れないで」というメモを残して亡くなった。広島で被爆した医師、肥田舜太郎氏の医療活動や、原爆のプルトニウムを生産したアメリカのハンフォードで長年核汚染に苦しめられているトム・ベイリー氏の政府への訴えなど、“ヒバクシャ”たちを取り巻く環境について考える。
■解説
イラクへの自衛隊派遣をめぐり国内の世論が真っ二つに割れたのは記憶に新しい。前提にあったのは平和憲法の存在。言うまでもなく、この憲法が制定された背景には日本の敗戦がある。“最後の一撃”となった原爆の投下から60年近くたった今でも放射能に侵されている人がいるという。一方、その原爆を生産したアメリカにも、核汚染の被害を受け続けている人がいる。
そう、使われる側にも使う側にも甚大な影響を及ぼすのが核の実態なのだ。この作品は、イラク戦争の5年前、1998年に初めてイラクに渡った監督が、湾岸戦争による被害で難病に冒された子どもたちとの出会いをきっかけに、各国の被爆者たちの今を独自の視点で追ったドキュメンタリーだ。
2004年3月20日 より ユーロスペースにてモーニング&レイトショー
- 配給:グループ現代
- 製作国:日本(2003)
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- ジャンル:
- ドキュメンタリー
■スタッフ
監督 | 鎌仲ひとみ (カマナカヒトミ) |
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制作 | 小泉修吉 (コイズミシュウキチ) 川井田博之 (カワイダヒロユキ) |
撮影 | 岩田まき子 (イワタマキコ) 家塚信 (イエヅカシン) |
音楽 | クリストフ・ヒーマン (クリストフ・ヒーマン) |
録音 | 東京テレビセンター |
音声 | 河崎宏一 (カワサキコウイチ) 村田次郎 (ムラタジロウ) 中野威洋 (ナカノタケヒロ) |
編集 | 鎌仲ひとみ (カマナカヒトミ) 松田美子 (マツダヨシコ) 東京テレビセンター |
字幕翻訳 | 岩切なおみ (イワキリナオミ) 川久保麻子 (カワクボアサコ) 庄山則子 (ショウヤマノリコ) 田中純子 (タナカジュンコ) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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ラシャ・アッバース (ラシャ・アッバス) | |
肥田舜太郎 (ヒダシュンタロウ) | |
ムスタファ・カーイリ (ムスタファ・カーイリ) | |
カーイリ家の人々 (カーイリケノヒトビト) | |
ジナン・ガーリブ・ハファン (ジナン・ガーリブ・ハファン) | |
ジュワード・アル・アリ (ジュワード・アル・アリ) | |
ワリード・アルジュブーリ (ワリード・アルジュブーリ) | |
トム・ベイリー (トム・ベイリー) | |
ローラ・ベイリー (Laura Bailey) | |
テリー・ベイリー (テリー・ベイリー) | |
ルイーズ・ワインバーガー (ルイーズ・ワインバーガー) | |
リンダ・パンキパール (リンダ・パンキパール) | |
ボブ・ウィルソン (ボブ・ウィルソン) | |
ケイシー・ルード (ケイシー・ルード) | |
ケン・メルドラム (ケン・メルドラム) | |
マイク・フォックス (マイク・フォックス) | |
ジム・スタッフル (ジム・スタッフル) | |
ゲリー・マセット (ゲリー・マセット) |