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作品詳細
炎の戦線エル・アラメイン
北アフリカ戦線の勝敗を決めたエル・アラメインの戦い。見捨てられた戦線で生き残りを賭けるイタリア兵たちがいた!
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。1942年の北アフリカ戦線。エル・アラメインでは地雷原を挟み、ドイツ・イタリア軍とイギリス軍が対峙していた。その最南端のイタリア軍陣地に、1人の青年セッラがやって来た。国を守るために志願してきたセッラだが、たちまち戦争の厳しさを実感することになる。敵の姿を見ることもなく、塹壕にこもったまま迫撃砲の脅威にさらされる日々。そして初めて敵を肉眼でとらえた時、それは自分の陣地が蹂躙される時だった…。
■解説
砂漠の狐といわれたロンメル将軍が活躍した北アフリカ戦線は、これまでたびたび映画化されてきた。本作は今まで陽が当たらなかったイタリア軍にスポットを当て、しかも舞台は主戦場から遠く離れた末端の戦線に設定している。一気に勝敗を決する決戦と違って、塹壕戦は単調だが、確実に兵士が命を落としていく戦いだ。敵の姿を一度も見ることなく迫撃砲によって死んでいく兵士。敵兵の姿が見える距離まで近づいた時は、もうお互いにどちらかが死ぬしかない。
一夜の激戦が終わった後、主戦場で味方が敗走したとの知らせを聞き、この僻地の軍も退却を始める。指揮系統が寸断され、移動車両も姿を消し、ただ生きるために砂漠の中を歩いていく兵士たち。ここには派手な空中戦や戦車戦、撃ち合いもない。アメリカ製の現実離れした「アクション」戦争映画とは一線を画した、苦い戦いを描いた作品だ。
2004年1月17日 より 銀座シネパトスにて
- 配給:ギャガ・コミュニケーションズ、アニープラネット
- 製作国:イタリア(2002)
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- ジャンル:
- 戦争
■スタッフ
監督 | エンゾ・モンテレオーネ (Enzo Monteleone) |
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脚本 | エンゾ・モンテレオーネ (Enzo Monteleone) |
製作 | リカルド・トッツィー (Riccardo Tozzi) |
撮影 | ダニエレ・ナヌッツィ (Daniele Nannuzzi) |
美術 | エットーレ・グエリエッリ (Ettore Guerrieri) |
音楽 | ピヴィオ (Pivio) アルド・デ・スカルツィ (Aldo De Scalzi) |
衣装デザイン | ヴィンツェンツォ・マストラントニオ (Vincenzo Mastrantonio) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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パオロ・ブリグリア (Paolo Briguglia) | Serra |
ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ (Pierfrancesco Favino) | Sgt. Rizzo |
エミリオ・ソルフリッツィ (Emilio Solfrizzi) | Lt. Fiore |
ルチアーノ・スカルパ (Luciano Scarpa) | Spagnuolo |
トマ・トラバッチ (Thomas Trabacchi) | Capt. De Vita |
シルヴィオ・オルランド (Silvio Orlando) | The general |
ロバート・シトラン (Robert Citran) | The colonel |
ジュゼッペ・チェデルナ (Giuseppe Cederna) | Capt. Medician |