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作品詳細

この伝統の味はこのまま消え去るのか。中国食文化の「味」を守り続ける日本人夫婦のドキュメンタリー

 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

東京で料理店「済南賓館」を切り盛りしている佐藤さん夫婦。2人の年齢を合わせると150歳になるという。妻の孟江さんは1925年に生まれてから1948年の引き上げまで、青春時代を中国山東省の済南で暮らし、伝統的な魯菜(山東料理)を学んだ。失われてしまった伝統の味を継承する数少ない1人で、中国政府から「正宗魯菜伝人」の認定を受けた唯一の日本人でもある。その孟江さんの夢は、中国に移住し、魯菜の味を残すことだった。しかし中国の人々の思惑はそうではなかった。



■解説

中国料理のなかでも山東料理は「魯菜」と呼ばれ、宮廷料理にも近いという。にもかかわらず、「砂糖、ラード、化学調味料は一切使わない」その伝統的な料理法は文化大革命によってすっかり廃れ、その味を継承する人が中国本土にほとんどいないという事実に驚く。日本に移住したことにより、戦後の影響を受けることもなく、孟江さんはその味を真空パックしたように残すことができたのだ。それは山東省の料理学校の校長が「孟江さんは生きた化石のようなもの」というほど。

その一方で、校長は「味は時代と共に変化するもの」とも孟江さんを説得する。その校長が人気レストランに孟江さんを連れて行き、「これが魯菜のニューウェーブ」と得意げに言う姿が映し出される時、見ている私たちは佐藤さん夫婦を強く擁護していることに気づくだろう。日本もこうやって新しさや変化を求めて多くの伝統を切り捨ててきた。その結果が今の世の中だとしたら、このドキュメンタリーはそうした軽佻浮薄な社会に疑問を呈しているといえよう。

  • 2003年12月20日 より シアター・イメージフォーラムにて

  • 配給:シアター・イメージフォーラム、メディア・スーツ
  • 製作国:日本(2003)
    • ジャンル:
    • ドキュメンタリー

■スタッフ

監督 リ・イン (Li Ying)
製作総指揮 磯部信夫 (イソベノブオ) 岡崎泰 (オカザキタイ)
プロデューサー チャン・イー (Zhang Yi) 立石篤 (タテイシアツシ)
撮影 堀田泰寛 (ホッタヤスヒロ)
シュウ・シャン (Zhou Xuan)
録音 内海浩義 (ウチウミヒロヨシ)
整音 濱田豊 (ハマダユタカ)
音響効果 丸山孝之 (マルヤマタカユキ)
照明 伴野功 (バンノイサオ) チャン・キカイ (Zhang Qikai)
編集 リ・イン (Li Ying) 宮近重徳 (ミヤチカシゲノリ)
助監督 中村高寛 (ナカムラタカユキ)
映像技術 佐藤喜彦 (サトウヨシヒコ)

■キャスト

俳優名 役名
佐藤孟江 (サトウハツエ)  佐藤孟江
佐藤浩六 (サトウコウロク)  佐藤浩六
リュウ・ガンウェイ (Liu Guangwei)  劉広偉

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