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作品詳細
テープ
リチャード・リンクレイターが放つ、言葉と心のサスペンス。テープが巻き取る密室劇
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。ミシガン州ランシング。ヴィンセント(イーサン・ホーク)は同郷の友、ジョン(ロバート・ショーン・レナード)と再会を果たす。ジョンは映画監督となり、翌日行われる映画祭のため帰郷していた。ヴィンセントはカリフォルニアで消防士をしているが、裏ではドラッグの売人をして稼いでいる。昔話に花を咲かせるうち、ヴィンセントはジョンが忘れたい高校時代の出来事を話題にする。それは、かつてヴィンセントの恋人だったエイミー(ユマ・サーマン)のこと。実はこの夜、ヴィンセントはエイミーも呼び出していた…。
■解説
モーテルの一室。だらしなく腹の出た男が、奇妙な方法でビールを飲んでいる。こんな冒頭から、一体これから、何が始まろうとしているのか、視線は釘付けにされる。リチャード・リンクレイター監督の最新作『テープ』は、たった3人の登場人物が、繰り広げる会話劇。そんな単純な物語の中に、観客を惹きつけるマジックがかけられている。まずは、3人の登場人物。懐かしい友人同士であるはずの3人の関係は、会話の中で離れたり近づいたり、予断を許さない。
カメラは、この部屋で起こる出来事を、人から人、物から物へとすばやく切り取っていく。そして、たった1本の小さなテープは、3人の心模様をグイグイ引き出していく。原作は、ステファン・ベルバーの舞台戯曲。俳優たちの動きやセリフ、シチュエーションの設定にも舞台の要素が色濃く現れている。
2003年7月5日 より 恵比寿ガーデンシネマほか全国にて順次公開
- 配給:メディア・スーツ
- 製作国:アメリカ(2001)
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- ジャンル:
- スリラー/サスペンス
- 公式サイトはこちら>>
■スタッフ
監督 | リチャード・リンクレイター (Richard Linklater) |
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脚本 | ステファン・ベルバー (Stephen Belber) |
原作 | ステファン・ベルバー (Stephen Belber) |
エクゼクティブ・プロデューサー | カロリーヌ・カプラン (Caroline Kaplan) ジョナサン・シーリング (Johnathan Selving) |
製作 | ゲイリー・ウィニック (Gary Winick) アレクシス・アレクザニアン (Alexis Alexanian) アン・ウォーカー・マクベイ (Anne Walker McBay) |
撮影 | マリーズ・アルバルティ (Maryse Alberti) |
美術 | スティーヴン・ジェイ・ベアトリス (Stephen J. Beatrice) |
編集 | サンドラ・エイデアー (Sandra Adair) |
衣裳 | カトリーヌ・トマ (Catherine Thomas) |
字幕 | 石田泰子 (Yasuko Ishida) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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イーサン・ホーク (Ethan Hawke) | Vincent |
ユマ・サーマン (Uma Thurman) | Amy |
ロバート・ショーン・レナード (Robert Sean Leonard) | John |