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作品詳細
シャーロット・グレイ
第二次大戦を駆け抜け、新しい自分を見出した女性の姿を追う、秀逸の歴史ロマン
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。第二次世界大戦時。看護婦の仕事でロンドンへ向かっていたシャーロット(ケイト・ブランシェット)は、列車で乗り合わせた役人のリチャードにパーティへ誘われ、空軍パイロットのピーターと出会う。瞬時に恋に落ちた2人だが、間もなくピーターはフランス戦へ旅立ってしまった。ピーターの身を案ずるシャーロットは、リチャードが持ちかけたフランスでのレジスタンス活動に、諜報員として参加することを決意する。この時シャーロットは、彼女を待つ運命の行方を知る由もなかった…。
■解説
透き通るような白い横顔のアップが、いきなり目に焼きついて、ケイト・ブランシェットの気丈な美しさに引き込まれる。印象的なオープニングで始まるこの作品は、戦争という大きな不条理に巻き込まれ、人生のすべてを変えられてしまった1人の女性の物語。ドイツに占領されたフランスを舞台に、不安定な世の中を不安定な心で生き抜いた人間の姿が映し出される。
なんといっても光るのは、ブランシェットの姿。大胆で情熱的なシャーロットが、ナチの脅威、ユダヤ人や共産主義の迫害という複雑な社会で新しい自分を見出していく様子を、絶妙な演技力で見せてくれる。生きることが当たり前でありえなかった時代、信念を貫き通すロマンをひしひしと伝える秀作品だ。
2002年12月14日 より シャンテシネにて
- 配給:UIP映画
- 製作国:アメリカ(2001)
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- ジャンル:
- ラブ・ストーリー
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- ドラマ
- 公式サイトはこちら>>
■スタッフ
監督 | ジリアン・アームストロング (Gillian Armstrong) |
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脚色 | ジェレミー・ブロック (Jeremy Brock) |
原作 | セバスチャン・フォークス (Sebastian Faulks) |
製作総指揮 | ポール・ウェブスター (Paul Webster) ロバート・バーンスタイン (Robert Bernstein) ハンノー・フス (Hanno Huth) |
製作 | サラ・カーティス (Sarah Curtis) ダグラス・レイ (Douglas Rae) |
共同製作 | エリノア・デイ (Elinor Day) キャサリン・カー (Catherine Kerr) |
撮影 | ディオン・ビーブ (Dion Beebe) |
美術 | ジョゼフ・ベネット (Joseph Bennett) |
音楽 | スティーヴン・ウォーベック (Stephen Warbeck) |
編集 | ニコラス・ボーマン (Nicholas Beauman) |
衣装デザイン | ジャンティ・イェーツ (Janty Yates) |
キャスティング | キャスリーン・マッキー (Kathleen Mackie) |
アソシエイト・プロデューサー | キャシー・ロード (Cathy Lord) |
字幕 | 戸田奈津子 (Natsuko Toda) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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ケイト・ブランシェット (Cate Blanchett) | シャーロット・グレイ |
ビリー・クラダップ (Billy Crudup) | ジュリアン |
マイケル・ガンボン (Michael Gambon) | ジュリアンの父ルベード |
ルパート・ペンリー・ジョーンズ (Rupert Penry-Jones) | ピーター |
アントン・レッサー (Anton Lesser) | ルネック |
ジェームズ・フリート (James Fleet) | リチャード・カナリー |