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作品詳細
にっぽん零年
幻のドキュメンタリーがついに公開! あの時代の真実を語る
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。1968年・夏、東京。革命前夜。街中で武力衝突を起すデモ隊と機動隊。飛び交う催涙弾と火炎瓶。東大生の活動家は、疑問を抱きつつも運動へ足を踏み入れていく。自らの疑問や怒りの答えを見つけるために。新宿で無目的にさまよう写真好きの少女。彷徨いながら“本当の自分”でないことへの苛立ちをぶつける。自衛隊に入った青年は、世間の騒ぎを横目に見つつ厳しい訓練に没頭する。そんなゆれる若者達の思惑は、“祭り状態”と化しエネルギーが暴走していく。東大生の活動家に、もはや迷いはなかった。この闘争は新時代を生むための痛みなのか…、それとも……。
■解説
映画『光の雨』や『突入せよ!あさま山荘事件』のあの時代の熱さを表現したドキュメンタリーが34年ぶりに沈黙を破って上映される。日本にも「政治の季節」があり、「革命」を信じ世界が変わることを夢見ていた時代があったことが克明に映しだされる。このフィルムは写し撮った時代と同様に波乱の運命をたどった。
撮ったのは『ツィゴイネルワイゼン』で俳優として有名な藤田敏八や河辺和夫、浦山桐郎、斉藤光正の4監督。だが、撮影を進めるうちに内部でも対立があり、68年の10月には突然、中止命令が出る。だが藤田・河辺両監督は密かにフィルムを完成させた。だが完成されても封印されたままのフィルムだったが、やっと解かれ、2002年、一般公開される。
2002年7月6日 より ユーロスペースにてレイトショー
- 配給:日活
- 製作国:日本(1969)
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- ジャンル:
- ドキュメンタリー