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作品詳細
竜二 Forever
映画への情熱に衝き動かされ生きた男は、伝説となった。「竜二」の魂が、今スクリーンに甦る。
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。小劇団の看板俳優・金子(高橋克典)は、突然辞めた演出家を継いで座長となるが、生活は苦しくなるばかり。いらだちまぎれに歩いた夜の街で、金子は閃いたようにメモをとる―「竜二」。こうして金子は、憧れていた映画の脚本を書き上げた。仲間の田中と石原を説得し資金繰りに走るが、無名俳優にかけられる期待は薄い。なんとかスタートした撮影も、困惑と不合理だらけで進んでいく。そして金子の体もまた、病に冒されていく…。
■解説
金子正次が主演した唯一の映画『竜二』。俳優として映画界に羽ばたくことだけを猛烈に目指し続け、その第一歩を果たしたとき、すでに彼はこの世にいない。19年後の現在、『竜二 Forever』として再現された本作は、金子正次の痛々しいほどドラマチックな熱情を刻々と描いている。こんな風に何かを追いかけられたら…そんな、誰しもが抱く思いを現実に突き通してしまった金子の、ひたむきで真っすぐなパワーが悲しいくらいに伝わってくる。
生前の活躍を、死んでから英雄と呼ばれる者は数多くいる。金子もまた、生きてスクリーンのスターにはなれなかった。けれど、金子の『竜二』は19年経った今も私たちに「待ってろよ」と言い聞かせ、新しい何かを見つめ、追い駆けさせてくれるような気がする。
2002年3月2日 より シネアミューズにて
- 配給:アミューズピクチャーズ
- 製作国:日本(2002)
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- ジャンル:
- ドラマ
■スタッフ
監督 | 細野辰興 (ホソノタツオキ) |
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脚色 | 細野辰興 (ホソノタツオキ) 星貴則 (ホシタカノリ) |
原作 | 生江有二 (イクエユウジ) |
製作総指揮 | 植村伴次郎 (Banjiro Uemura) 中村雅哉 (Masaya Nakamura) |
企画 | 近藤晋 (コンドウ) 木村純一 (キムラジュンイチ) 見城徹 (ケンジョウトオル) |
企画協力 | 白井政一 (シライマサカズ) 菊地昭典 (キクチアキノリ) |
製作統括 | 早河洋 (ハヤカワヒロシ) 宮下昌幸 (ミヤシタマサユキ) 猿川直人 (サルカワナオト) 薬師寺衛 (ヤクシジ) |
製作 | 豊忠雄 (ユタカタダオ) 上松道夫 (ウエマツミチオ) 泉英次 (イズミ) 瀬崎巖 (セザキイワオ) |
プロデューサー | 辻井孝夫 安村重幸 (ヤスムラシゲユキ) |
音楽 | 籔中博章 |
音響効果 | 斎藤昌利 (サイトウマサトシ) |
ラインプロデューサー | 藤田義則 (フジタヨシノリ) |
製作担当 | 甲斐路直 (カイミチナオ) |
助監督 | 久保朝洋 (クボトモヒロ) |
スクリプター | 西岡容子 (ニシオカヨウコ) |
スチール | 池田岳史 |
殺陣 | 辻井啓伺 (ツジイケイジ) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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高橋克典 (Katsunori Takahashi) | 金子正次 |
香川照之 (Teruyuki Kagawa) | 田中豊 |
石田ひかり (Ishida Hikari) | 木村幸子 |
木下ほうか (Hoka Kinoshita) | 石原範久 |
奥貫薫 (Okunuki Kaoru) | 荻島慶子 |
高杉亘 (Ko Takasugi) | 羽黒大介 |
堀部圭亮 (Keisuke Horibe) | ギンゾー |
正司花江 (ショウジハナエ) | 金子イネ |
藤田傳 (フジタ) | 角田栄一 |
水橋研二 (Kenji Mizuhashi) | 辻孝史 |
田中要次 (Yoji Tanaka) | 川尻 |
高橋明 (タカハシアキラ) | 金子源蔵 |
桜金造 (サクラキンゾウ) | ギンゾーのマネージャー |
笹野高史 (Takashi Sasano) | 飲み屋「かねこ」の客 |
山之内幸夫 (ヤマノウチサチオ) | |
坂田雅彦 (サカタマサヒコ) | |
井澤健 (イザワケン) | |
佐藤一平 (サトウイッペイ) | |
西沢仁 (ニシザワヒトシ) | |
佐藤功次郎 (サトウコウジロウ) | |
岡村洋一 (オカムラヨウイチ) | |
松木良方 (マツキヨシタカ) | |
三島ゆたか (ミシマユタカ) |