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作品詳細
伊能忠敬−子午線の夢−
地図作りに人生を捧げた男、伊能忠敬の、夢と波乱の生涯を描いた日本史大作。
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。江戸は寛永の頃、長年星に魅せられ、地球の南北を結ぶ子午線を測る夢を追い続けてきた下総国の名士伊能忠敬は、自費という条件で許可を得て歩測の旅へと出発した。くる日もくる日も測量を続ける忠敬一行は、役人の邪魔立てや勘違いを潜り抜け東北・蝦夷地の地図を完成させる。この地図が評判となり、忠敬の地図作りは関東、奥州、北陸へと広がり、東日本全図の完成へと近づいていく。その影には常に忠敬を慕い続けたお栄の愛、息子秀蔵の支えがあった。
■解説
歴史の教科書で誰もがその名前を目にした事のある、伊能忠敬。実際には、日本地図を作った人、という程度にしか知られてはいない。しかし、足で測量するしか方法がなかった時代、18年という月日をひたすら歩き続けた事実には、歴史の教科書の数行を飾るだけでは物足りないような熱い情熱がある。忠敬が歩測を始めたのは50歳を過ぎてから。
働きづめに働いて、いざ隠居の身となった時、忠敬は夢を追うために更なる過酷な人生の道を選ぶのだ。そのバイタリティあふれる姿には、誰の胸にも、奥から沸き立ってくるものがあるはず。支えとなった人々の存在を背景に、長年の夢を形にしてしまった男。人間ってすごい、と、あらためてロマンを感じる作品。
2001年11月17日 より 丸の内東映ほか全国東映邦画系にて
- 配給:東映
- 製作国:日本(2001)
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- ジャンル:
- ドラマ