映画検索
作品詳細
ブロウ
ジョニー・デップ&ペネロペ・クルス共演、ドラッグでアメリカを手に入れた男のショッキングな真実の物語
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。1960年代、幼馴染みとカリフォルニアに訪れた青年ジョージ・ユング(ジョニー・デップ)は、あるきっかけからマリファナの売人になり、スチュワーデスの恋人を運び屋にし、ニューヨークなど東部でのドラッグのルートを確立する。そして事業は成功し、ボストン・ジョージという名でまたたく間に知れ渡るが、マリファナの不法所持で逮捕されてしまう。しかし刑務所で南米人のディエゴ(ジョルディ・モリャ)と出会ったことでコロンビア産のコカインルートを手に入れることになるのだった…。
■解説
1970年代にアメリカの裏社会に君臨した伝説の男ジョージ・ユング。映画では、自ら密売ルートを開拓し、アメリカのほとんどのコカインは彼のモノだと言われていたユングの両親との関係、友人の裏切り、そして妻、愛すべき娘との別れを通して、彼の人生を描いていく。ちなみに『ブロウ』とはマリファナ、コカインなどドラッグ吸引を意味する俗語。たしかにユングの人生はスリリングでそれだけでも映画として十分に楽しめるが、この作品でさらに深く描いているのが親と子の愛。それはジョージ・ユングと父親の深い絆であり、またジョージの娘への無償の愛というカタチで描かれていく。
主人公ジョージになりきったジョニー・デップの哀愁を帯びたキャラクターは賞賛に値するし、人生の中で大切なものはいったいなんなのか?見るものに改めて気付かせてくれる説得力のある作品に仕上がっている。ジョージ・ユングという人物が成功を手にした男ではなく、本当の意味での人生の成功を気付かないうちに手放してしまった哀れな男としてスクリーンに映しだしていく様は見る者の心に痛烈な打撃を与えるだろう。物語りの中盤からやっと顔を出すペネロペ・クルスのビッチぶりも、登場時間は短いもののインパクトがあってなかなか。大金を手にした男が手に入れられなかったものとは、真の友情や愛。実話はやはり恐るべし!
2001年9月15日 より みゆき座ほか全国東宝洋画系にて
- 配給:ギャガ=ヒューマックス
- 製作国:アメリカ(2001)
-
- ジャンル:
- ドラマ
- 公式サイトはこちら>>
■スタッフ
監督 | テッド・デミ (Ted Demme) |
---|---|
脚本 | デイヴィッド・マッケンナ (David McKenna) ニック・カサヴェテス (Nick Cassavetes) |
原作 | ブルース・ポーター (Bruce Porter) |
製作総指揮 | ジョージア・カカンデス (Georgia Kacandes) |
製作 | テッド・デミ (Ted Demme) デニス・リアリー (Denis Leary) ジョエル・スティラーマン (Joel Stillerman) |
撮影 | エレン・クルス (Ellen Kuras) |
美術 | マイケル・Z・ハナン (Michael Z. Hanan) |
編集 | ケヴィン・テント (Kevin Tent) |
衣装デザイン | マーク・ブリッジズ (Mark Bridges) |
字幕 | 岡田壯平 (Sohei Okada) |