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作品詳細
ハイ・フィデリティ
失恋するたびに想い出の曲が増える。恋をするたびに音楽を聞きたくなる。ちょっとコアな懐かしのナンバーで綴る一人の男の恋物語
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。シカゴで中古レコード店を営むロブ(ジョン・キューザック)は30代の独身男。最近、同棲していた恋人ローラ(イーベン・ヤイレ)が出ていき、自分の今までの失恋体験を思い出していた。「何故あの時、別れてしまったのか?自分のどこが悪かったのか?」その答えを知る為、昔の彼女達と会おうと考えたロブ。それは自分の本心を知る大きなきっかけでもあった…。
■解説
いくつになっても大人になれない大人。そんなピーターパン症候群的な青年の恋の行方を描いた辛口コメディ。素直になれず、強がってばかりの自分。本当は彼女のことが好きなのに、うまく自分の気持ちを伝えられず、あとあと後悔する。ダメ男、ロブを演じるのはジョン・キューザック。言い訳がましいセリフを呟き、自分を正当化しようとする姿はかなり信憑性アリ。それもそのはず、彼が製作、脚本、音楽監修を手掛けるという力の入れよう。
原作を読んで「100パーセント自分を重ねた」というキューザックの渾身の作品なのだ。今作の魅力はズバリ音楽!それも70’s、80’sのマニアックな曲が映画の所々に流れ、ストーリーの鍵ともなっている。スティービー・ワンダーの大ヒット作「心の愛」を駄作となじり、「I Believe」を好む。ボブ・ディラン、ザ・キンクス、エルヴィス・コステロ&ジ・アトラクションズ(それもソロではなく、グループ時代というのが皮肉めいてて主人公らしい)といったアーティストのナンバーが登場。近日公開の『アメリカン・サイコ』の主人公クリスチャン・ベール扮するパトリック・ベイトマンと、是非、会って話してもらいたいもの。一方のベイトマンは、かなりミーハーな曲を好む。ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース、フィル・コリンズ、ホイットニー・ヒューストンなどなど、まさにビルボードTOP10入りする曲のオンパレード。会ったら喧嘩になるんでしょうね。
2001年3月3日 より 恵比寿ガーデンシネマにて
- 配給:ブエナ ビスタ インターナショナル(ジャパン)
- 製作国:アメリカ(2000)
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- ジャンル:
- ドラマ
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- Music/ミュージカル
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- コメディ
- 公式サイトはこちら>>
■スタッフ
字幕 | 石田泰子 (Yasuko Ishida) |
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監督 | スティーヴン・フリアーズ (Stephen Frears) |
製作 | ティム・ビーヴァン (Tim Bevan) ラッド・シモンズ (Rudd Simmons) |
製作総指揮 | マイク・ニューウェル (Mike Newell) アラン・グリーンスパン (Alan Greenspan) リザ・チェイシン (Liza Chasin) |
共同製作 | ジョン・キューザック (John Cusack) ディー・ヴイ・デヴィンセンティス (D.V.Devincentis) スティーヴ・ピンク (Steve Pink) |
脚本 | ディー・ヴイ・デヴィンセンティス (D.V.Devincentis) スティーヴ・ピンク (Steve Pink) ジョン・キューザック (John Cusack) スコット・ローゼンバーグ (Scott Rosenberg) |
原作 | ニック・ホーンビィ (Nick Hornby) |
撮影 | シーマス・マクガーヴィ (Seamus McGarvey) |
音楽 | ハワード・ショア (Howard Shore) |
美術 | デイヴィッド・チャップマン (David Chapman) テレーズ・デプレス (Therese DePrez) |
編集 | ミック・オーズリー (Mick Audsley) |
衣裳 | ローラ・カニンガム・バウアー (Laura Cunningham Bauer) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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ジョン・キューザック (John Cusack) | Rob |
イーベン・ヤイレ (Iben Hjejle) | Laura |
トッド・ルイーゾ (Todd Louiso) | Dick |
ジャック・ブラック (Jack Black) | Barry |
リサ・ボネー (Lisa Bonet) | Marie De Salle |
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ (Catherine Zeta-Jones) | Charlie |
ティム・ロビンス (Tim Robbins) | Ian |
ジョーン・キューザック (Joan Cusack) | Liz |
リリ・テイラー (Lili Taylor) | Sarah |