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作品詳細

  • TOKYO! <メルド>

 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

大都市の喧騒の中、突如マンホールから一人の謎の人物が地上に現れる。赤毛の髪、長く伸びたあご髭、すりきれた緑色の服に身を包んだその姿は、どこをとっても異様な風貌だ。その人物メルド(ドゥニ・ラヴァン)は、心臓に手を当てた独特の歩き方で、銀座の中央通りに侵入し、道行く人々に危害を加え始める。奪った花を食べながら驚異的なスピードで東京の中心街を闊歩し、またマンホールへと姿を消していく。この謎の人物の出現は、各メディアでも大きなニュースとして報道され、“下水道の怪人”と称されたメルドは、東京中の人々に大きな衝撃を与えることになる。 マンホールの奥底、地下深くがメルドの住処。都会の喧騒とはかけはなれた静けさの中、彼は“一文字菊”という特殊な花と紙幣を主食として生きている。花に囲まれたメルドの近くには、戦争の名残なのか、巨大な戦車が置かれ、その周りには数多くの武器が散在していた。その中から手榴弾を手に、再び地上へと向かうメルド。彼は多くの人々が行きかう渋谷の歩道橋へ向かい、意味不明の言葉を叫びながら手榴弾を投げ放つ。大きな爆音とともにあたりは一面赤色に染まった。後日、大きな花束を抱えて眠るメルドの元に警察の特殊部隊が現れ、彼は即座に拘束される。 世界各国から次々と寄せられる情報で、少しずつメルドという人物の輪郭が見え始める。アメリカからはアルカイダの訓練キャンプの映像に映っていたという話題が、シベリアからは17年前に記憶喪失のまま失踪した自分の息子であるという話題などが届く。しかし、メルドの目撃談は世界中の都市に広がっており、彼の人物像や過去に迫りきれるものではなかった。そんな中、世界で三人しか話せないというメルドの特殊言語を理解できる人物として、フランスから弁護士のヴォランド(ジャン=フランソワ・バルメール)が来日する。 拘置所内。拘置所長(嶋田久作)、次席検事(北見敏之)が厳しい視線で見守る中、メルドとヴォランドの解読不能な会話が続く。そして、事件の核心にふれることがないまま、ついに裁判が始まった。担当検事(石橋蓮司)からの激しい尋問にも、メルドはいつも通りの様子で、事件を起こした要因を「人間が好きではないからだ」といった常軌を逸した内容で返答していく。連日、この裁判のニュースは日本中を賑わし、メルドの死刑を求める声と、メルドをカリスマ的存在として崇める声とで、大きな論争を巻き起こしていた。そして、下された判決は……。



■解説

NY、パリ、ソウルという大都市で暮らす3人の鬼才監督が、独自の視点で東京の真実の姿をとらえる“東京三部作”の一遍。監督は「ポーラX」以来9年ぶりとなるレオス・カラックス。本作では世界中の大都市に出没する謎の怪人が東京の街を疾走するという不条理に満ちた奇想天外な物語が炸裂する。突如東京に現れる怪人メルドには「ボーイ・ミーツ・ガール」以来、カラックスの分身と言われ、「ポンヌフの恋人」以来16年ぶりの顔合わせとなる盟友ドゥニ・ラヴァン。フランスの怪優、ジャン=フランソワ・バルメール。日本からは石橋蓮司、北見敏之、嶋田久作らが脇を固めている。

  • 2008年8月16日 より

  • 配給:ビターズ・エンド
  • 製作国:フランス 日本 韓国 ドイツ(2008)

■スタッフ

監督 レオス・カラックス (Leos Carax)
脚本 レオス・カラックス (Leos Carax)
エグゼクティブプロデューサー 堀越謙三 (Kenzou Horikoshi)
撮影 カロリーヌ・シャンペティエ (Caroline Champetier)
美術 磯見俊裕 (イソミトシヒロ)
録音 湯脇房雄
照明 斎藤徹 (サイトウトオル)
編集 ネリー・ケティエ (Nelly Quettier)
スタイリスト 小林身和子 (コバヤシミワコ)
ビューティー・ディレクター 柘植伊佐夫 (ツゲイサオ)
ヘアメイク 田沢麻利子 (タザワマリコ)
キャスティング 杉野剛 (スギノツヨシ)
監督補 保田卓夫 (ヤスダサダオ)
チーフ助監督 野本史生 (ノモトフミオ)
アソシエイト・プロデューサー 大野敦子 (オオノアツコ)
ライン・プロデューサー 金森保 (カナモリタモツ)
特殊メイク 臼井則政 (ウスイノリマサ)
操演 羽鳥博幸 (ハトリヒロユキ)
特殊効果 羽鳥博幸 (ハトリヒロユキ)
ロケーション総括 中村哲也 (ナカムラテツヤ)
コーディネーター 松島知子 (マツシマトモコ)
スチール 渡邊俊夫 (ワタナベトシオ)
メイキング 熊切和嘉 (Kazuyoshi Kumakiri)

■キャスト

俳優名 役名
ドニ・ラヴァン (Denis Lavant)  メルド
ジャン・フランソワ・バルメール (Jean Francois Balmer)  ヴォランド
石橋蓮司 (Renji Ishibashi)  担当検事
北見敏之 (キタミトシユキ)  広岸次席検事
嶋田久作 (Kyusaku Shimada)  拘置所長
竹花梓 (タケハナアズサ)  高雲秀子
KaoRi (Kaori)  通訳1
ジュリー・ドレファス (Julie Dreyfus)  通訳2
児玉謙次 (コダマケンジ)  裁判長
顔田顔彦 (カオダカオヒコ)  野本アナウンサー

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