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作品詳細

  • 赤目四十八瀧心中未遂

  • R-18
 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

すべてを捨てたのか、それとも、すべてに捨てられたのか……。判然としないが、ただひとつ確かなことは、この世に自分の居場所がない、ということだった。そう思い定めて、男(大西滝次郎)は尼崎にたどり着いた。男の名は、生島与一。焼鳥屋「伊賀屋」の女主人・勢子ねえさん(大楠道代)は、生島が薄暗い店先に立ったとき、身を捨てようとしながらも捨てきれないでいる生島の性根を、一瞥で見抜く。生島は、勢子にあてがわれた古いアパートの一室で、来る日も来る日も、焼き鳥屋で使うモツ肉や鳥肉の串刺しをして、口を糊するようになる。串1本に対して3円。1日に1000本は刺してゆく。周囲の誰もが、勢子すらがそんな生活をしていて、よく平気でいられるもんだな、と生島に言う。しかし、男はただひたすらに串を刺してゆく。生島の前に現れたのが、若く美しい女・綾(寺島しのぶ)だった。猛禽のような凄い目の光を放つ女。その目に魅入られたら、もはや逃れる術はない。自らは「ドブ川の泥の粥すすって育った女やのに」と言うが、菩薩のような微笑をたたえた女でもある。親子ほどの年のはなれた刺青師・彫眉(内田裕也)と暮らし、女の背中には一面に迦陵頻伽の刺青が翼を広げていた。臓物の臭いのこもる生島の部屋で、彼女が白いワンピースを脱ぐと、背中の迦陵頻伽がほの暗い光の中に揺れる。二人はやがて関係をもち、綾は生島に自分を連れて逃げるよう懇願する。綾を連れ、生島は尼ヶ崎、大阪天王寺、赤目四十八瀧をさ迷う。しかし、ふたりは死にきれず大阪へ戻るのであったが、その途中、綾は生島と別れ、ひとり博多へ向かうのだった。



■解説

直木賞を受賞した車谷長吉の『赤目四十八瀧心中未遂』(文藝春秋社)が、荒戸源次郎によって映画化。寺島しのぶが映画初主演を果たし、ヒロインを演じる。主人公の男に扮するのは、新人・大西滝次郎。ほか大楠道代、内田裕也らが共演。2003年9月25日より大阪・あべの橋近鉄アート館にて先行上映。

  • 2003年10月25日 より

  • 配給:赤目製作所
  • 製作国:日本(2003)

■スタッフ

監督 荒戸源次郎 (アラトゲンジロウ)
脚本 鈴木棟也
原作 車谷長吉 (クルマタニチョウキツ)
製作 河津秋敏 (カワヅアキトシ) 石川富康 (イシカワトミヤス) 村山治 橘秀仁 (タチバナヒデヒト)
プロデューサー 村岡伸一郎 (ムラオカシンイチロウ)
協力プロデューサー 林海象 (Kaizo Hayashi) 福原稔浩
撮影 笠松則通 (カサマツノリミチ)
美術 金勝浩一 (カナカツヒロカズ)
装飾 佐々木博崇
音楽 千野秀一 (チノシュウイチ)
録音 柿澤潔 (カキザワ)
音響効果 斎藤昌利 (サイトウマサトシ)
照明 石田健司
編集 奥原好幸 (オクハラヨシユキ)
衣裳 宮本まさ江 (Masae Miyamoto)
選曲 浅梨なおこ
製作担当 田嶋啓次 (タジマヨシツグ)
助監督 佐藤英明
スクリプター 大和屋叡子
不明
スチール 江森康之
視覚効果 石井教雄 (イシイノリオ)
図匠 清野僚一
刺青実技指導 三代目彫よし
迦陵頻伽 浅草堀長本家
達磨人形製作 加野正浩
題字 守拙日諄

■キャスト

俳優名 役名
大西信満 (Shima Oonishi)  生島与一
寺島しのぶ (Shinobu Terajima) 
大楠道代 (Okusu Michiyo)  岸田勢子
内田裕也 (Yuya Uchida)  彫眉
赤井英和 (Hidekazu Akai)  新世界
麿赤兒 (Akaji Maro)  三角眼
新井浩文 (Hirofumi Arai) 
大楽源太 (ダイラクゲンタ)  真田
大森南朋 (Nao Omori) 
榎田貴斗 (エノキダタカト)  晋平
秋山道男 (アキヤマミチオ)  出痔亀
渡邉謙作 (ワタナベケンサク)  三白眼
大村琥珀 (オオムラコハク)  眠り猫
沖山秀子 (オキヤマヒデコ)  辻姫
内田春菊 (ウチダシュンギク)  娼婦
絵沢萠子 (エザワモエコ)  売女
牧口元美   父巡礼
上杉幸子   母巡礼
森下能幸 (Yoshiyuki Morishita)  爺公
金子清文 (カネコキヨフミ)  山根
江森檜男   ぴの
森山一裕 (モリヤマカズヒロ)  少年
貴山侑哉 (キヤマユウヤ)  私刑の男
武田一度 (タケダイチド)  労務者
狸穴善五郎 (マミアナゼンゴロウ)  頓死の男
小園久史 (オゾノヒサシ)  不動明王
小島博幸 (コジマヒロユキ)  桃太郎
金堂修一   売春の男
岩井美智子 (イワイミチ)  土産屋店員
辻本晴夫 (ツジモトハルオ)  鉄板屋親父
崎山雅隆 (サキヤママサタカ)  精肉屋親父

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