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作品詳細
本日またまた休診なり
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。戦後間もない京都上京・千本西入ル。そこで、少年・太市の父・寿一郎は開業医をしていた。お呼びがかかればどこへでも自転車で往診に出かけ、貧しい人からは治療代を取らない、そんな名物医師の寿一郎。だがその一方で、少しでも時間が出来ると好きな芝居や浄瑠璃の稽古に出かけてしまい、医院の表には”本日休診“の札が掛かっていることもしばしばだった。それでも医院の待合室はまるで社交場のように色々な人が集り、産婦人科医でもある妻・静江は夫や家族を支えた。時は経ち、太市は中学生になった。ある日、彼は寿一郎に進路について聞かれる。人間が好きだから医者になったと言う父は、太市に医者を継いで貰いたいようだったが、太市はそれを断ってしまう。少し淋しそうな寿一郎。しかし、彼は悲観することなく、自分の意見をはっきり言える息子の成長を喜ばしく思うのだった。その年の冬、寿一郎が倒れた。その後、彼は入退院を繰り返し、多くの人に看取られ他界する。最期まで明るく威厳のあった父。太市は、そんな父の生き方をいつまでも忘れない。
■解説
戦後の京都を舞台に、医者である父や家族、そして周囲の人々との交流を通じ、ひとりの少年が成長していく姿を描いた人情喜劇。監督は「週刊バビロン」の山城新伍。山城監督による自伝『現代河原乞食考』を基に、「必殺!三味線屋敷」の野上龍雄が脚色。撮影を「美女奉行 牢秘抄」の安田雅彦が担当している。主演は「週刊バビロン」の山城新伍。芸術文化振興基金助成作品。
2000年9月30日 より
- 配給:東京映像工房
- 製作国:日本(2000)
■スタッフ
監督 | 山城新伍 (ヤマシロシンゴ) |
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脚色 | 野上龍雄 (Tatsuo Nogami) |
原作 | 山城新伍 (ヤマシロシンゴ) |
企画協力 | 鍋島壽夫 (ナベシマトシオ) 佐生哲雄 |
製作 | 野田一彦 (ノダカズヒコ) |
プロデューサー | 片岡公生 (カタオカ) 月野木隆 水野純一郎 (ミズノジュンイチロウ) |
撮影 | 安田雅彦 (ヤスダマサヒコ) |
美術 | 重田重盛 (シゲタシゲモリ) |
音楽 | 坂田晃一 (サカタコウイチ) |
録音 | 中路豊隆 (ナカジトヨタカ) |
サウンドミキサー | 安藤邦男 (アンドウクニオ) |
効果 | 柴崎憲治 (シバザキケンジ) |
照明 | 井上武 (イノウエタケシ) |
編集 | 宮島竜治 (ミヤジマリュウジ) |
衣裳 | 新田裕美子 (ニッタユミコ) 大野志芽子 (オオノシメコ) |
スタイリスト | 宮本まさ江 (Masae Miyamoto) |
アシスタントプロデューサー | 小林勝絵 (コバヤシカツエ) 土屋勝則 (ツチヤカツノリ) |
製作主任 | 阿曽芳則 (アソヨシノリ) |
助監督 | 原田徹 (ハラダトオル) |
スクリプター | 野崎やえ子 |
スチール | 北脇克己 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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山城新伍 (ヤマシロシンゴ) | 山邊寿一郎 |
松坂慶子 (Matsuzaka Keiko) | 山邊静江 |
尾上寛之 (オノウエヒロユキ) | 山邊太市(中学生) |
久野雅弘 (ヒサノマサヒロ) | 山邊太市(小学生 |
丹阿弥谷津子 (Yatsuko Tanami) | 山邊たま |
小島聖 (Kojima Hijiri) | 白木睦子 |
長瀬寛海 (ナガセヒロミ) | 山邊次郎(少年期) |
小阪風真 (コサカフウマ) | 山邊次郎(幼年期) |
佳那晃子 (Akiko Kana) | 和枝 |
火野正平 (ヒノショウヘイ) | ぶろか |
原田大二郎 (ハラダダイジロウ) | 京極新之助 |
片岡礼子 (Kataoka Reiko) | 若駒 |
中野英雄 (ナカノヒデオ) | 武雄 |
蟹江敬三 (Keizo Kanie) | 瀬川 |
石橋蓮司 (Renji Ishibashi) | 大鹿組長 |
仁科貴 (ニシナタカシ) | てれこ |
なにわゆうじ (ナニワユウジ) | キム |
あいはら友子 (アイハラユウコ) | 保坂先生 |
坂田利夫 (サカタトシオ) | 坂田 |
小林勝彦 (コバヤシカツヒコ) | 富田 |
河野周史 (コウノシュウジ) | 田端 |
仁科克子 (ニシナカツコ) | てれこの母 |
村上聡美 (ムラカミサトミ) | 木村朝子 |
ひろみどり | やり手婆 |
麻山ウラン (アサヤマウラン) | ゆり子 |