■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。
東京のデザイン会社に勤める浩二は、29歳で独身。ある日、彼の元に熊本の実家にいる兄・修一からふたつの知らせが届いた。ひとつは父の死、もひとつは兄の一人息子で中学生の拓也が、郵便局に強盗に入って警察に捕まったことだった。仕事上のトラブルや恋人・凛との関係など、ただでさえ様々な問題を抱えていた浩二は、そのひとつひとつにどう対処すればよいのか分からなくなり、自分を持て余すようになる。一方、保護観察処分となって帰宅した拓也は、父を初め、家を出ていった母にさえも心を開こうとせず、強盗に入った理由もはっきりしなかった。そんな甥に、戸惑いながらもあれこれと話しかけていく浩二。そうしているうちに、彼は自分の少年時代のことを想い出すようになっていた。それは、初めて球磨川を泳いで渡った時の記憶。彼が大人になったと自覚した瞬間であった。そして、次第に浩二に心開くようになった拓也は、叔父の想い出に触発されひとりで川を渡ることに挑戦し、見事成功する。こうして、拓也は大人への階段を昇り始め、そんな甥との交流を通して自分を見つめ直した浩二も、ひとつずつではあるが問題を解決し、やがて東京の生活へ戻っていくのであった。
■解説
大人の入り口に立った14歳の少年と、都会の生活に苛立つ29歳の叔父との心の交流を描いた青春ドラマ。監督・脚本は「絵の中のぼくの村」の東陽一。撮影を「大阪物語」の蔦井孝洋が担当している。主演は、「洗濯機は俺にまかせろ」の筒井道隆と「学校の怪談2」の細山田隆人。第50回ベルリン国際映画祭正式招待作品。1999年12月11日熊本県・熊本Denkikanにて先行上映。
2000年5月13日 より
- 配給：シグロ
- 製作国：日本(2000)
■キャスト
| 俳優名 |
役名 |
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筒井道隆
（Michitaka Tsutsui） |
川口浩二 |
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細山田隆人
（Takahito Hosoyamada） |
川口拓也 |
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つみきみほ
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牧原凛 |
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青井洋一郎
（アオイヨウイチロウ） |
川口修一 |
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大森暁美
（オオモリアケミ） |
川口照子 |
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安部聡子
（アベサトコ） |
矢部悦子 |
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中嶋朋子
（Nakajima Tomoko） |
都筑知子 |
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鈴木ヒロミツ
（スズキヒロミツ） |
伊沢部長 |
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宇崎竜童
（ウザキリュウドウ） |
ホームレスの男 |
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宇崎竜童
（ウザキリュウドウ） |
仮面の男 |
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椎名ルミ
（シイナルミ） |
江口直子 |
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近藤誠人
（Makoto Kondo） |
福井直樹 |
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ボブ鈴木
（ボブスズキ） |
日吉明 |
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丹野由之
（タンノヨシユキ） |
檜山幸雄 |
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山本尚美
（ヤマモトナオミ） |
木戸敏夫 |
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細山田隆人
（Takahito Hosoyamada） |
少年時代の浩二 |
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川元由香
（カワモトユカ） |
園村京子 |
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出水晃
（イデミズアキラ） |
谷口 |
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伊藤紘
（イトウヒロシ） |
検察官 |
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堀田清
（ホッタキヨシ） |
郵便局長 |
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佐久間雅子
（サクママサコ） |
バスの女 |
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大塚よしたか
（オオツカヨシタカ） |
チンピラ |
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浅生えみ
（アソウエミ） |
篠塚鮎 |
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内田よしひろ
（ウチダヨシヒロ） |
池上先生 |
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小澤零
（オザワレイ） |
ノボル |
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村岡正喜
（ムラオカマサキ） |
シゲ |
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田中幸太
（タナカコウタ） |
タケシ |
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前山光則
（マエヤマミツノリ） |
修一の上司 |
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秋田憲行
（アキタノリユキ） |
叔父 |
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宮嶋和代
（ミヤジマカズヨ） |
親類の女 |
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安達祐実
（Adachi Yumi） |
親類の女 |
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三角志帆
（ミスミシホ） |
茶髪の女 |
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秋元志乃
（アキモトシノ） |
風呂の女 |
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秋元志乃
（アキモトシノ） |
検察事務官 |
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下舘忠幸
（シモダテタダユキ） |
取引先の男 |
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渡邊恭士
（ワタナベキョウジ） |
川口秀宏 |
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香取恵美子
（カトリエミコ） |
伊沢部長の愛人 |
