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作品詳細
おしまいの日。
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。大学時代の水泳部で知り合った忠春と三津子。しかし甘い新婚生活も束の間、忠春は仕事に追われるようになり、三津子は夫の体を気遣うあまり極度の心配性に陥って、精神のバランスを崩しつつあった。ある日、三津子は近所のスーパーで高校時代の親友・久美と再会する。夫の俊彦との倦怠期に悩む久美は、忠春に献身的に尽くす三津子を初めは感心していたが、やがて彼女がノイローゼであることに気づき、何かと三津子の気を紛らわせようとする。そんなある日、三津子の妊娠が判った。忠春は喜ぶが、三津子の顔つきは浮かない。それどころか三津子は自殺を図り、精神科への入院を余儀なくされる。妻を追いつめたのは自分だと悟った忠春は、深夜、彼女を病院から連れ戻すが、三津子は日記に「おしまいの日が来た」と書き残して姿を消す。忠春は心当たりを探すが、三津子は見つからなかった。それからしばらくして、久美宛に三津子から一通の手紙が届けられた。そこにはこう書かれていた。「私は、忠春さんと彼の分身である子供のふたり共の面倒を見る自信がありません。でも、子供だけならまだ頑張れる。だから、決めたのです。忠春さんを愛することをおしまいにしようと…」。だが、その直後忠春は駅のホームのベンチで過労死から息を引き取ってしまう。一方、その頃三津子は忠春と名づけた子供とふたり、海辺の町でひっそりと暮らすのであった。
■解説
ある夫婦の姿を通して現代の夫婦の在り方を問うドラマ。監督は「激しい季節」の君塚匠。新井素子による同名小説を、監督が脚色。撮影を「お墓がない!」の前田米造が担当している。主演は「カンゾー先生」の裕木奈江と「マルタイの女」の高橋和也。
2000年1月15日 より
- 配給:ビターズ・エンド
- 製作国:日本(2000)
■スタッフ
監督 | 君塚匠 (キミヅカタクミ) |
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脚色 | 君塚匠 (キミヅカタクミ) |
原作 | 新井素子 (アライモトコ) |
エクゼクティブ・プロデューサー | 本多良行 (ホンダヨシユキ) |
企画プロデューサー | 畠中基博 (ハタナカモトヒロ) |
製作統括 | 畠中節代 (ハタナカセツヨ) |
プロデューサー | 宮川健治 八木桂子 (ヤギケイコ) |
撮影 | 前田米造 (マエダヨネゾウ) |
美術 | 斎藤岩男 (Iwao Saito) |
装飾 | 嵩村裕司 (Yuji Kasamura) |
音楽 | 佐藤正治 (サトウマサハル) |
録音 | 岩倉雅之 (イワクラマサユキ) |
音響効果 | 渡部健一 中村佳央 (ナカムラヨシオ) |
照明 | 加藤松作 (カトウショウサク) |
編集 | 太田義則 (オオタヨシノリ) |
スタイリスト | 勝俣淳子 (カツマタジュンコ) 三上しろえ (ミカミシロエ) |
製作担当 | 佐々木雅人 |
助監督 | 芝祐二 (シバユウジ) |
スクリプター | 吉田久美子 (ヨシダクミコ) |
スチール | 中原一彦 |