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作品詳細
メッセンジャー(1999)
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。清水尚実は、イタリアの服飾ブランド"エンリコ・ダンドロ"のプレスをしているバブリーなキャリアウーマン。ところがある日、エンリコ・ダンドロ本社が倒産。全てを失ってしまった彼女は、よそ見運転ではねとばした自転車便の横田に代わり、"Tokyo Express"という自転車便の会社で働くことを余儀なくされる。プレスの仕事とは違い、体と汗で金を稼ぐ自転車便の仕事が尚実に合う筈はなく、横田の相棒の鈴木とも相性は最悪。しかし、横田と別れて田舎へ帰ろうとする恋人の由美子に横田から預かった携帯電話を届け感謝されたことをきっかけに、彼女の気持ちは少しずつ変わり始めていくのであった。さて、仕事を増やそうとエンリコ・ダンドロの商品を輸入していた安宅物産の太田の元へ赴いた尚実は、居合わせたバイク便の細川とどちらが早く配達できるかを競うことになる。そして、鈴木の走りで見事勝利したTokyo Express は安宅物産の仕事を独占することに成功。由美子やバイク便をクビになった服部、警察を定年退職した島野らが加わり、 Tokyo Expressはにわかに活気づく。そんな最中、ニューヨークのナンバー1デザイナーであるティム・グレイの契約を纏めていた尚実の元愛人で安宅物産の岡野から、尚実に連絡が入った。ティム・グレイが尚実を気に入っており、契約には是非尚実をプレスにと言っていると言うのだ。尚実自身は自転車便にやりがいを見出していたのだが、横田が退院したのと鈴木との気持ちのすれ違いから、結局彼女はプレスの仕事に戻ることになる。そんな折、バイク便の細川は安宅物産の仕事を賭けて再びTokyo Expressに試合を申し込んできた。試合の日、 Tokyo Expressの面々はバイク便と壮絶な配達合戦を展開。細川が仕掛けた汚い手に苦戦を強いられるが、プレスの仕事を捨てて参戦した尚実のお陰でTokyo Expressは勝利。安宅物産の仕事を独占し、尚実と鈴木の恋も成就するのであった。
■解説
自転車便業界を背景に、その仕事に従事することになったバブルをひきずる女の奮闘ぶりを描いたコメディ。監督は「波の数だけ抱きしめて」の馬場康夫。脚本は「シャ乱Qの演歌の花道」の戸田山雅司。撮影を「激しい季節」の長谷川元吉が担当している。主演は、「Zero WOMAN 警視庁0課の女」の飯島直子と「アンネの日記」の草なぎ剛。
1999年8月21日 より
- 配給:東宝
- 製作国:日本(1999)
■スタッフ
監督 | 馬場康夫 (ババヤスオ) |
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脚本 | 戸田山雅司 (トダヤママサシ) |
原案 | ホイチョイ・プロダクションズ (ホイチョイ・プロダクションズ) |
プロデューサー | 小牧次郎 (コマキジロウ) 石原隆 (イシハラタカシ) 倉持太一 (クラモチタイチ) 河井真也 (カワイシンヤ) |
撮影 | 長谷川元吉 (ハセガワゲンキチ) |
美術 | 小川富美夫 (Fumio Ogawa) |
音楽 | 本間勇輔 (ホンマ) |
主題歌 | 久保田利伸 (クボタトシノブ) |
録音 | 中村淳 (ナカムラジュン) |
音響効果 | 柴崎憲治 (シバザキケンジ) |
照明 | 森谷清彦 (モリタニキヨヒコ) |
編集 | 田口拓也 (タグチタクヤ) |
ラインプロデューサー | 和田康作 (ワダコウサク) |
製作担当 | 堀井健一 (ホリイケンイチ) |
助監督 | 川原圭敬 |
スチール | 宮田薫 (ミヤタカオル) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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飯島直子 (Iijima Naoko) | 清水尚実 |
草なぎ剛 (Tsuyoshi Kusanagi) | 鈴木宏法 |
京野ことみ (Kyono Kotomi) | 阿部由美子 |
加山雄三 (Yuzo Kayama) | 島野真 |
矢部浩之 (ヤベヒロユキ) | 横田重一 |
赤木伸輔 (アカギシンスケ) | 服部宣之 |
別所哲也 (Tetsuya Bessho) | 岡野博 |
小木茂光 (Shigemitsu Ogi) | 太田量久 |
京晋佑 (キョウシンスケ) | 細川孝之 |
伊藤裕子 (イトウユウコ) | 前川万美子 |
江原達怡 (エハラタツヨシ) | バーテンダー |
田中要次 (Yoji Tanaka) | 黒バイクの男 |
マット・レーガン (Matt Lagan) | ティム・グレイ |