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作品詳細
帰ってきたドラえもん
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。ジャイアンにいじめられては、ドラえもんに泣きついてくるのび太。そんなのび太を見て、ドラえもんは憂鬱そう。実は、ドラえもんが未来の世界へ帰る日が迫っていたのだ。そのことを知ったのび太は、必死でドラえもんをとめようとする。しかし、ドラえもんだってのび太と別れたくない。辛い思いをするドラえもんを前に、のび太はドラえもんを気持ちよく送ってやる決心をする。最後の夜、寝つけないのび太とドラえもんは町へ散歩に出かけた。ところが、ちょっとドラえもんが離れた隙に現れたジャイアンが、のび太に喧嘩を仕掛けてきたのである。ジャイアンに散々殴られるのび太。しかし、決してのび太は負けを認めようとしなかった。負けを認めたら、ドラえもんが安心して帰れない。いつもと違うのび太に、遂にジャイアンは根負けする。そして翌朝、昨夜ののび太の勇姿を見たドラえもんは、安心して未来の世界に帰っていく。それから暫く後、ジャイアンがのび太にドラえもんを見かけたと知らせてきた。喜ぶのび太であったが、実はそれはエイプリルフールにジャイアンとスネ夫が仕組んだ嘘だったのだ。最も残酷ないたずらに憤慨するのび太。彼は、ドラえもんが残していってくれた箱から「ウソ800」を取り出した。これを飲むと、喋ったことが全て嘘になってしまうのだ。早速、ジャイアンたちに仕返しをするのび太。しかし、なんだか心が晴れない。「こんなことをしても、もうドラえもんは帰ってこないんだ」ところが、そうのび太が呟いた時、なんとドラえもんが現れたのである。「ウソ800」の効力が、二人の別れを嘘にしてしまったのだ。大好きなドラえもんを前に、のび太は叫ぶ。「ドラえもんなんか、大嫌い。ずっと一緒にいたくない!」
■解説
未来の世界に帰ることになってしまったドラえもんと、のび太の辛い別れのエピソードを描いた短編アニメーション。監督は渡辺歩。藤子不二雄(当時)による原作を、城山昇が脚色。撮影を「ザ★ドラえもんズ 怪盗ドラパン謎の挑戦状!」の熊谷正弘が担当している。声の出演に小原乃梨子。
1998年3月7日 より
- 配給:東宝
- 製作国:日本(1998)
■スタッフ
監督 | 渡辺歩 (ワタナベアユム) |
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脚色 | 城山昇 (シロヤマノボル) |
原作 | 藤子・F・不二雄 (フジコエフフジオ) |
製作 | 西岡義信 (ニシオカヨシノブ) |
プロデューサー | 増子相二郎 (マスコ) 木村純一 (キムラジュンイチ) 梶淳 (カジ) |
作画監督 | 渡辺歩 (ワタナベアユム) |
撮影監督 | 熊谷正弘 (クマガイマサヒロ) |
美術監督 | 明石聖子 (アカシセイコ) |
音楽 | 菊池俊輔 (キクチシュンスケ) |
主題歌 | 山野さと子 (ヤマノサトコ) |
録音監督 | 大熊昭 (オオクマアキラ) |
ミキサー | 内山敬章 (Hiroaki Uchiyama) |
効果 | 横山正和 |
編集 | 岡安肇 (オカヤスハジメ) |
特殊効果 | 前川孝 (Takashi Maekawa) |
色彩設計 | 照屋美和子 |
出演(声) | 小原乃梨子 (オハラノリコ) 大山のぶ代 (オオヤマノブヨ) たてかべ和也 (タテカベカズヤ) 肝付兼太 (キモツキカネタ) 野村道子 (ノムラミチコ) 千々松幸子 (チヂマツサチコ) 中庸助 (ナカヨウスケ) 青木和代 (アオキカズヨ) よこざわけい子 (Keiko Yokozawa) 巴青子 佐藤ゆうこ (サトウユウコ) |