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作品詳細
ソフィー・マルソーの三銃士
(原題:La fille de d'Artagnan)
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。フランス南部のとある修道院。ある夜、一人の黒人奴隷が逃げ込んできた。身を挺して彼をかばった院長は、追っ手の男とその情婦の紅いドレスの女に刺し殺されてしまう。そのいまわの際を看取ったのは、有名な剣士ダルタニアン(フィリップ・ノワレ)の娘、エロイーズ(ソフィ・マルソー)だった。この事件の背後に陰謀の存在を感じたエロイーズは、父の助力を得るため、単身パリへ。途中、おかしな若い詩人クエンティン(ニル・タヴェルニエ)と知り合い、愛しあうようになる。20年ぶりに再会した父だが、寄る年波には勝てず、娘の訴えにも重い腰を上げようとしない。たまらず次期国王ルイ14世に直訴を試みるが、うまくいかない。だが、娘の懸命さに胸打たれたダルタニアンは、往年の仲間、アラミス(サミー・フレイ)とポルトス(ラウール・ビレリー)を集め、遂に真相を暴くべく決起する。一方、ただならぬ事態を察知したマザラン枢機卿もまた、動きだしていた。院長の仇、そして陰謀の首魁はクラサック公爵(クロード・リッシュ)とその愛人エグラン ティーヌ(シャルロット・ケイティ)とにらんだ一行は、その所領へ乗り込むが、エロイーズが敵の手に落ちてしまう。ある古城でマザラン側の密偵と鉢合わせした三人、しかしその密偵こそかつての三人の親友、アトス(ジャン=リュック・ビドー)だった。そして陰謀とは、闇の奴隷売買で私服を肥やすクラサックが、諸侯を糾合、ルイ14世を暗殺し、国を私せんとする恐るべきクーデターのことであった。エロイーズが監禁された修道院へと乗り込む四銃士たち。激闘の末、クラサックはエロイーズとダルタニアンの刃に倒れ、ここに陰謀は見事に粉砕されるのだった。
■解説
三銃士の剣士ダルタニヤンの娘が宮廷の陰謀に立ち向かう姿を描いたアクション・ロマン。ヒロインは「ブレイブハート」のソフィ・マルソー、老いたダルタニヤンには「イル・ポスティーノ」のフィリップ・ノワレが扮し、彼らの共演がみもの。監督は「ひとりぼっちの狩人」のベルトラン・タヴェルニエ。
1996年6月29日 より
- 配給:アート・キャップ
- 製作国:フランス(1996)
■スタッフ
監督 | ベルトラン・タヴェルニエ (Bertrand Tavernier) |
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脚本 | ミシェル・レヴィアン (Michel Leviant) |
エグゼクティブプロデューサー | フレデリック・ブルブロン (Frederic Bourboulon) |
製作 | ヴェロニク・ブルブロン (Veronique Bourboulon) |
撮影 | パトリック・ブロシェ (Patrick Blossier) |
美術 | ジュフロワ・ラルシェル (Geoffroy Larcher) |
音楽 | フィリップ・サルド (Philippe Sarde) |
編集 | アリアンヌ・ブーギラン (Ariane Boeglin) |
衣装デザイン | ジャクリーヌ・モロー (Jacqueline Moreau) |
字幕 | 寺尾次郎 (Jiro Terao) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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ソフィー・マルソー (Sophie Marceau) | Eloise |
フィリップ・ノワレ (Philippe Noiret) | D'Artagnan |
クロード・リッシュ (Claude Rich) | Duke of Crassac |
サミー・フレー (Sami Frey) | Aramis |
ジャン・リュック・ビドー (Jean Luc Bideau) | Athos |
ラウール・ビルレー (Raoul Billerey) | Porthos |
シャルロット・カディ (Charlotte Kady) | Lady in Red |
ニルス・タヴェルニエ (Nils Tavernier) | Quentin |
ジャン・ポール・ロシロン (Jean-Paul Roussillon) | Planchet |
ルイージ・プロジェティック (Luigi Proiettic) | Mazarin |