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作品詳細

  • 人間椅子(1997)

 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

昭和初期、人気女流作家の篠崎佳子は、外交官の夫・昭一郎と何不自由ない生活を送っている。だが、彼女は異常なまでの潔癖症で、執筆中も手袋を用いるばかりか、夫との性交渉にも我慢がならないほどだった。ある日、彼女の元へ一通の封書が届く。それは匿名の家具職人からのもので、中身は彼が自ら作った椅子の中に入って、言いしれぬ喜びに包まれているという告白文であった。初めは質の悪い悪戯だと思っていた佳子だったが、日々送られてくる手紙を読むうち、彼女はその奇異な世界にいつしか夢中になっていく。そして、男の潜んだ椅子が、実は自分が今座っている椅子であったことを知った佳子は、ますます男への興味を募らせていった。さらに彼女のもとに新たな封書が届き、そこには一度でいいから会いたいという男の願いがつづられている。男と会う決心をした佳子は、指定の場所へ赴き男と肌を重ねた。男は自分は醜いからと顔を見せてはくれなかったが、触覚だけで味わう行為に彼女は今まで夫との間では体験できなかった陶酔を覚え、その世界にのめり込んでしまう。佳子と男はその後も逢瀬を重ね、ついに佳子は男との駆け落ちを考えるようになった。ところが、実は男は昭一郎であり、全ては妻の潔癖症を治そうとした夫の創作だったのである。佳子はその事実にショックを受けたが、自らの目を傷つけてまで自分を愛してくれようとする夫の気持ちを知り、夫と暮らしていこうと思い直した。それからのふたりは円満となり、子宝にも恵まれる。



■解説

奇妙な手紙を受け取った女流作家が、いつしか陶酔の世界へと落ちていく姿を描いた官能ロマン。監督は「勝手に死なせて!」の水谷俊之。江戸川乱歩による同名短編を、水谷自らが脚色。撮影に「海ほおずき The Breath」の長田勇市があたっている。主演は「義務と演技」の清水美砂。R指定。

  • 1997年4月19日 より

  • 配給:ケイエスエス
  • 製作国:日本(1997)

■スタッフ

監督 水谷俊之 (ミズタニトシユキ)
脚本 水谷俊之 (ミズタニトシユキ)
原作 江戸川乱歩 (エドガワランポ)
企画 伊藤靖浩 (イトウヤスヒロ) 神野智 (ジンノサトシ)
製作 須崎一夫 (スザキカズオ)
プロデューサー 下田淳行 (シモダアツユキ)
撮影監督 長田勇市 (ナガタユウイチ)
美術 磯見俊裕 (イソミトシヒロ)
音楽 澄淳子
録音 井家眞紀夫 (イカマキオ)
照明 豊見山明長 (トミヤマメイチョウ)
編集 菊池純一 (キクチジュンイチ)
衣裳 古藤博 (フルフジヒロシ) 杉山敦子
助監督 早川喜貴 (ハヤカワヨシキ)
スクリプター 作間清子
視覚効果 中野稔 (ナカノミノル)
特殊造形 松井裕一

■キャスト

俳優名 役名
清水美砂 (シミズミサ)  篠崎佳子
國村隼 (Jun Kunimura)  清水昭一郎
山路和弘 (ヤマジカズヒロ)  人間椅子
光浦靖子 (ミツウラヤスコ)  民江
温水洋一 (Yoichi Nukumizu)  吉村
菅原大吉 (スガワラダイキチ)  昭一郎の友人
趙方豪 (チョウバンホウ)  昭一郎の友人
大鷹明良 (オオタカアキラ)  山中
前川麻子 (マエカワアサコ)  タイトスカートのモガ
網浜直子 (アミハマナオコ)  バレエ好きの若い娘
立河宜子 (タチカワノリコ)  パーティドレスの女
藤原紀香 (Fujiwara Norika)  パーティドレスの女
澄淳子   カフェの女性歌手
日高圭智 (ヒダカ)  果物を売る少年
大駱駝艦 (ダイラクダカン)  ジプシー

愛がなんだ









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