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作品詳細

  • 虹をつかむ男 南国奮斗篇

 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

秋葉原の電器店で働く亮のもとに警察から電話があった。姪の結婚式で上京し、酔って暴れた活男の身元引受人になってくれという。活男は1年前に亮が四国の映画館で世話になった男だ。その晩、活男は亮の家に泊まり、一家を引っ掻き回して去っていく。1月後、例によって仕事が長続きせず職を辞していた亮は、またも父親と喧嘩し家を飛び出した。亮は活男の映画館に向かうが、何と小屋は休館している。亮は南の島へ渡ったという活男を追って旅立った。島の波止場で子連れ女の節子と出会った亮は、続いて島々の移動上映を行なっている活男とも再会する。亮はサブという青年と活男の巡回上映を手伝うことになり、また帰郷前に叔母・絹代の家に立ち寄ったという節子に魅かれていった。翌日、一行は節子の実家がある島に渡る。その夜の上映会で、かつて惚れていた松江と再会した活男は、今は人妻である松江と活昔話に花を咲かせ、そのまま一夜を共にしてしまった。一方、亭主に逃げられ疲れ果てていた節子は、15年ぶりの実家に戻って来ていた。そんな彼女を両親は黙って迎え入れたが、兄の清治は何かと辛くあたる。しかも節子を訪ねてきた亮を見咎め殴りつける始末だった。これを知った活男は清治の仕事場に怒鳴り込む。こんなことがあって亮の節子への想いはいよいよ高まり、映写機の故障で上映会が唄の大会となった夜、亮と節子は淡い口づけを交わした。移動上映が島を去る日、活男は松江の家を訪ねたが、夫の留守宅を守る松江に困ると言われ、意気消沈して戻ってくる。亮もまた意を決して節子に愛の告白をするが、涙をためた節子に己の安定しない現状を指摘された。その後、亮は東京に戻り、一生続けられる仕事を求めて職業訓練校へ通い始める。そんな亮の携帯電話には、今日も元気に上映を続ける活男の明るい声が響いていた。



■解説

奄美群島を舞台に、元映画館主の男と彼を慕う青年とが移動映写で島々を巡りながら織りなす人間模様を、ロード・ムービー風に描いた人情喜劇。「男はつらいよ」に変わって松竹の正月番組をつとめるシリーズの第2弾で、今回は名画の引用より、劇中で主人公が唄う映画から生まれた名曲の引用に重点が置かれている。また、主人公ふたりを除くキャストは一新され、主人公の姓も白銀から銀に変更されるなど、厳密には前作の設定を踏襲していない。監督と原作は前作と同じ山田洋次。脚本は山田と朝間義隆の「釣りバカ日誌9」のコンビが共同で執筆。撮影は「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇」で新撮部分を手がけた長沼六男が担当した。主演は「釣りバカ日誌9」の西田敏行と「寅次郎ハイビスカスの花 特別篇」の吉岡秀隆。ヒロインには「病は気から 病院へ行こう2」以来5年ぶりの映画出演となる小泉今日子と、「新 居酒屋ゆうれい」の松坂慶子がふんしている。

  • 1997年12月27日 より

  • 配給:松竹
  • 製作国:日本(1997)

■スタッフ

監督 山田洋次 (Yoji Yamada)
脚本 山田洋次 (Yoji Yamada) 朝間義隆 (アサマヨシタカ)
原作 山田洋次 (Yoji Yamada)
プロデューサー 中川滋弘 (ナカガワシゲヒロ) 深澤宏 (フカザワヒロシ) 平野隆
撮影 長沼六男 (ナガヌマムツオ)
美術 出川三男 (デガワミツオ)
音楽監督 山本直純 (ヤマモトナオズミ)
音楽プロデューサー 小野寺重之 (オノデラシゲユキ)
録音 岸田和美 (キシダカズミ)
調音 松本隆司 (Ryuji Matsumoto)
音響効果 伊藤亮行 吉村龍美
照明 熊谷秀夫 (クマガイヒデオ)
編集 石井厳
衣裳 本間邦仁 (ホンマクニヒト)
作曲 森村献
編曲 森村献
監督助手 阿部勉 (アベツトム)
スチール 金田正 (カネダタダシ)

■キャスト

俳優名 役名
西田敏行 (Toshiyuki Nishida)  銀活男
吉岡秀隆 (Hidetaka Yoshioka)  平山亮
小泉今日子 (Koizumi Kyoko)  祝節子
松坂慶子 (Matsuzaka Keiko)  麓松江
哀川翔 (Sho Aikawa)  祝清治
笹野高史 (Takashi Sasano)  平山肇
角替和枝 (ツノガエカズエ)  平山綾
星野真里 (Hoshino Mari)  平山咲枝
倍賞千恵子 (Baisho Chieko)  絹代
田中邦衛 (Kunie Tanaka)  祝幸吉
八木昌子 (ヤギマサコ)  祝文子
小薮千豊   サブ
田山涼成 (Ryosei Tayama)  村井主任

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