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作品詳細
決断の3時10分
(原題:3:10 to Yuma)
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。広々としたアリゾナ荒原−−そこを行く駅馬車が今日も襲われた。襲ったのはウェード(グレン・フォード)一味。彼らは家畜の群を使って駅馬車を止め兇行を働くのが常だった。折しもこの光景を目撃したのは貧乏牧場主のダン(ヴィン・ヘフリン)であった。しかもかの家畜が兇行に使われていた。だが悪漢一味に手出しはできない。ダンの一家にはもっと切実な問題が控えていた。旱魃のため大事な家畜が死に瀕している。ウェード一味はビスビイに到着していた。一方ウェードは酒場の女エミイ(フェリシア・ファー)に一目でひかれた。そのころ保安官はダンと出会い、ウェードが駅馬車強盗の首領であることを知った。彼はまずダンを町にやってウェードと話合わせ、そのすきに難なく逮捕した。が、牢獄のあるユマまでウェードを護送するには、彼の子分たちの眼を逃れなければならない。そこで保安官の代りにダンともう1人が護送の役目を買って出た。2人はまずウェードを町まで連行、ホテルの1室に監禁した。この町の停車場からユマ行の汽車が出るのは3時10分、発車までまだ2時間もあった。いらいらするダン。しかもその間にウェードの子分プリンスが仲間を集めてダンの前に現れた。ダンは襲ったらウェードの命はないと一味に警告した。ウェードはまた逃がしてくれたら1万ドルやろうという。その上、妻がここへ訪ねてきて、危険なこの仕事から手を引いてくれと哀願する。さすがのダンもこれには動揺した。が、仲間がプリンスに殺されるやダンの心は決まった。ダンはウェードの背に拳銃を擬しつつ遂に汽車に乗せることに成功した。ユマへの列車が速度を増すころ大粒の雨が降り出した。ダンの顔に喜びの笑みが浮んだ。
■解説
エルモア・レナードの原作をハルステッド・ウェルズが脚色、「襲われた幌馬車」のデルマー・デイヴスが監督した異色西部劇。撮影監督は「夜の乗合自動車」のチャールズ・ロートン・ジュニア、音楽は作曲が「ピクニック」のジョージ・ダニング、指揮を「女ひとり」のモリス・W・ストロフがとった。主演は、「辺境の掠奪者」のグレン・フォード。「愛欲と戦場」のヴァン・ヘフリン、「襲われた幌馬車」のフェリシア・ファー。
1957年9月28日 より
- 配給:コロムビア
- 製作国:アメリカ(1957)
■スタッフ
監督 | デルマー・デイヴィス (Delmer Daves) |
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脚本 | ハルステッド・ウェルズ (Halsted Welles) |
原作 | エルモア・レナード (Elmore Leonard) |
製作 | デイヴィッド・ヘイルウェイル (David Heilweil) |
撮影 | チャールズ・ロートン・Jr (Charles Lawton Jr.) |
歌 | ネッド・ワシントン (Ned Washington) ジョージ・ダニング (George Duning) Frankie Laine (Frankie Laine) |
作曲 | ジョージ・ダニング (George Duning) |
指揮 | モリス・W・ストロフ (Morris W. Stoloff) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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グレン・フォード (Glenn Ford) | Ben_Wade |
ヴァン・ヘフリン (Van Heflin) | Dan_Evans |
フェリシア・ファー (Felicia Farr) | Emmy |
レオラ・ダナ (Leora Dana) | Alice Evans |
ヘンリー・ジョーンズ (Henry Jones) | Alex Portter |