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作品詳細
恋と花火と観覧車
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。妻を病気で亡くしてから8年、森原邦彦は一人娘のひとみを育てながら、やもめ暮らしを続けていた。ひとみがこっそり申し込み書を送った結婚情報サービスのイベント・パーティにとりあえず参加した邦彦は、そこで取引先の会社のOL・野々村史華と出会う。史華は以前つきあっていた男が結婚していたことを知ってから、同世代の男に興味を持てなくなっており、邦彦に想いを寄せるようになった。しかし、邦彦は娘ほども年の違う史華の存在が眩しすぎて、彼女への気持ちを抑えてしまう。史華に一目惚れした西荻に頼まれて史華との食事会をセッティングさせられたりの日々が続く中、邦彦は史華に夜の観覧車で自分に対する気持ちを打ち明けられた。だが、それでも自分が恋愛の現役ではないという想いが、邦彦に煮えきらない態度をとらせる。そんなある日、カクテル・パーティの席で、史華への想いを断ち切れない西荻が、気持ちを告白しようとして想いとは裏腹に彼女をなじってしまった。はっきりしない自分の態度に責任の一端を感じた邦彦は、後日、史華からのティー・パーティの招きに西荻を連れて彼女のマンションを訪れる。しかし、邦彦はそこで彼女が紅茶のインストラクターの勉強をするためにイギリスへ渡る決心をしていることを知らされた。史華の出発の日、邦彦は西荻たちに説得され空港へ向かうが、彼の声はもう少しのところで史華に届かなかった。数日後、史華からの絵葉書を受け取った邦彦は、ひとみの「行ってあげなよ」という言葉に押されてイギリスへ渡り、史華が働くホテルのラウンジで自分の思いを伝える。それからしばらくして、西荻たちの合同結婚式を祝福する邦彦と史華の姿があった。
■解説
恋愛の現役ではないという気後れから肝心な一歩が踏み出せない中年男と、年下の女性の恋愛模様を描いたロマンティック・コメディ。監督は「勝手に死なせて!」の脚本家として知られる砂本量で、本編で監督としてデビューした。秋元康による原作を、秋元と砂本が共同脚色。撮影を「風のかたみ」の加藤雄大が担当している。主演は「絵の中のぼくの村」の長塚京三と、映画初出演の松嶋菜々子。
1997年2月15日 より
- 配給:松竹
- 製作国:日本(1997)
■スタッフ
監督 | 砂本量 (スナモトハカル) |
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脚本 | 砂本量 (スナモトハカル) 秋元康 (アキモトヤスシ) |
原作 | 秋元康 (アキモトヤスシ) |
企画 | 秋元康 (アキモトヤスシ) |
プロデューサー | 室岡信明 (ムロオカノブアキ) |
撮影 | 加藤雄大 (Yudai Katoh) |
美術 | 佐々木修 (ササキオサム) |
音楽 | 周防義和 (スオウヨシカズ) |
音楽プロデューサー | 和田享 (ワダリョウ) |
主題歌 | ノンキーズ |
録音 | 井上宗一 (イノウエソウイチ) |
音響効果 | 斎藤昌利 (サイトウマサトシ) |
照明 | 岡野敏二 (オカノ) |
編集 | 奥原好幸 (オクハラヨシユキ) |
衣裳 | 能澤宏明 |
スタイリスト | 清水亜由美 |
選曲 | 加藤大和 (カトウヒロカズ) |
助監督 | 浜本正機 (ハマモトマサキ) |
スクリプター | 坂本希代子 (サカモトキヨコ) |
スチール | 鈴木さゆり (スズキサユリ) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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長塚京三 (Kyozo Nagatsuka) | 森原邦彦 |
松嶋菜々子 (Matsushima Nanako) | 野々村史華 |
生瀬勝久 (Katsuhisa Namase) | 西荻洋一郎 |
酒井美紀 (Sakai Miki) | 森原ひとみ |
深浦加奈子 (フカウラカナコ) | 立花澄江 |
風吹ジュン (Fubuki Jun) | 森原のぞみ |
樹木希林 (Kiki Kirin) | 三田さなえ |
横山通代 (ヨコヤマミチヨ) | 柴田京子 |
佐野重樹 | 海老原義和 |
金田明夫 (Akio Kaneda) | 渡辺部長 |
峰野勝成 | 堅城 |
つるの豪志 | ツトム |
鶴見辰吾 (Shingo Tsurumi) | 喫茶店店長 |
大島蓉子 (Oshima Yoko) | 研究所勤務風の女 |
大杉漣 (Ren Osugi) | タクシーの運転手 |
石塚英彦 (イシヅカヒデヒコ) | 税理士A |
菅田俊 (Shun Sugata) | 空港警備員 |
椎名桔平 (Kippei Shiina) | 昔の恋人 |