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作品詳細
緋牡丹博徒 仁義通します
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。お神楽のおたかの分家として堂万一家を構える岩木のもとに、戦友北橋が訪ねてきた。その頃の大阪は、安治川をはさんで、堂万一家と、伝法町で嘉納竜三がしきる伝法一家の二大勢力があり小ぜりあいがたえなかった。岩木の子分藤吉が賭場に因縁をつけた伝法一家の惣領格千羽一家の子分を斬ったことから、岩木は闇討ちにあいこれを救うため千羽の顔面を斬った北橋は、警察に連行された。おたかはめっきりやつれ病床に伏すが、そんなところにお竜が訪ねてくる。すでに死期を悟ったおたかは、信頼するお竜を証人に、堂万一家三代目を岩木に継がせるよういいのこし波乱に充ちた生涯をとじた。岩木に三代目の座を奪われた松川は伝法一家に走り、嘉納を後見人にたて、岩木、お竜と対決する。一方、ぜがひでも松川を押し立てて堂万一門を掌中に納めようとする嘉納もお竜に喧嘩を売る。負け犬のように酒を浴びる松川を伝法一家からつれ戻そうとした岩木、藤吉、お竜らは千羽一家の不意討ちにあい、傷ついたお竜をかばった岩木はダイナマイトを受けて死んだ。岩木の死を聞いて走りつけた周平そしてお竜の一大事とばかり松山刑務所を出所するや一目散にやってきた四国道後の熊虎親分。それぞれの怒りを胸に喧嘩仕度で身を包んだお竜、周平、熊虎の三人は、重々しく守りを固めた伝法一家へと乗り込んでいく。
■解説
藤純子が映画界を引退するため「緋牡丹博徒」シリーズ最終篇となる。脚本は「悪親分対代貸」の高田宏治。監督、撮影も同作の斎藤武市と山岸長樹がそれぞれ担当。
1972年1月11日 より
- 配給:東映
- 製作国:日本(1971)
■スタッフ
監督 | 斎藤武市 (サイトウブイチ) |
---|---|
脚本 | 高田宏治 (タカダコウジ) |
企画 | 俊藤浩滋 (Koji Shundo) 日下部五朗 (クサカベゴロウ) |
撮影 | 山岸長樹 |
美術 | 富田治郎 |
音楽 | 小杉太一郎 (コスギタイチロウ) |
録音 | 野津裕男 |
照明 | 増田悦章 (マスダヨシアキ) |
編集 | 堀池幸三 |
助監督 | 関本郁夫 (セキモトイクオ) |
スチール | 木村武司 (キムラタケシ) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
---|---|
富司純子 (Sumiko Fuji) | お竜 |
片岡千恵蔵 (カタオカチエゾウ) | 近松左兵衛 |
清川虹子 (Nijiko Kiyokawa) | おたか |
松方弘樹 (Hiroki Matsukata) | 岩木誠一 |
長門裕之 (Hiiroyuki Nagato) | 朝汐藤吉 |
鈴木金哉 | 鐘馗の源蔵 |
待田京介 (マチダキョウスケ) | 松川長次郎 |
西田良 (ニシダリョウ) | 安 |
光川環世 (ミツカワタマヨ) | 小袖 |
三島ゆり子 (ミシマユリコ) | 三律江 |
宮城幸生 | 倉本弥市 |
小峰一男 (コミネカズオ) | 合田喜助 |
堀正夫 (ホリマサオ) | 吉岡真造 |
中村錦司 (ナカムラキンジ) | 安武清三郎 |
那須伸太朗 (ナスシンタロウ) | 甘木徳兵藤 |
村居京之輔 | 川本伊三郎 |
国一太郎 (クニイチタロウ) | 弥八 |
河津清三郎 (カワヅセイザブロウ) | 嘉納竜三 |
名和宏 (ナワヒロシ) | 千羽初之助 |
阿波地大輔 (アワジダイスケ) | 八角三郎 |
汐路章 (Akira Shioji) | 猪又賢吾 |
加藤浩 (カトウヒロシ) | 高尾理七 |
木谷邦臣 | 玄義猿 |
志賀勝 (シガマサル) | 権 |
川谷拓三 (カワタニタクゾウ) | 留 |
五十嵐義弘 (イガラシヨシヒロ) | 安斉医師 |
小田真二 | 看守 |
中田ダイマル (ナカタダイマル) | 大政 |
中田ラケット (ナカタラケット) | 小政 |
毛利清二 | 客 |
島田秀雄 (シマダヒデオ) | 客 |
浅松三紀子 | 小娘 |
北川俊夫 (キタガワトシオ) | 吉蔵 |
松田利夫 (マツダトシオ) | 又五郎 |
若山富三郎 (Tomisaburo Wakayama) | 熊虎 |
菅原文太 (Bunta Sugawara) | 北橋周平 |