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作品詳細

  • 自殺を売った男

    (原題:Suicide for Sale)
 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

気の弱い麻薬中毒者・四宮四郎は厭世的な自殺常習者である。恋人ユキは美容院に勤めている。彼女がとめるのを振り切って、何度目かの自殺行へ出た。が、塩田宝石店の社長の娘・恭子とその婚約者信吉が来合わせ、救われた。彼女の好意で、店の運転手になった。宝石店の社長秘書・村越は情婦の女店員・秋子にそそのかされ、自殺常習者の四郎を利用して宝石横領を計画した。社員の山倉の弱みを握り、彼を脅迫して、四郎を消させようとした。が、気の弱い山倉は四郎に自殺を売ってくれと頼んだのである。一年間東京にいなければ五十万円。ちょうどユキがT市の美容院の売物を欲しがっていた。彼は承諾し、ユキと共にT市に移った。村越らは四郎が死んだと信じ、第二の計画にとりかかった。山倉に金庫から宝石を盗み出させ、途中で山倉を殺した。彼に四郎の服を着せ、偽造の四郎の遺書を添え、線路に捨てた。自殺は遺書から中毒のことと、社長令嬢と特別の関係になったのが原因と推定された。社長令嬢云々の一件は、村越が恭子と信吉の仲をさき、店の養子になおろうというのである。−−四郎は麻薬が切れ、東京へ出てきた。弟分のオノロケの黒田から、お前は死んだときかされ、驚いた。てっきり山倉がコロシをやったんだ。彼は友人の記者・安原を訪ね、事件のいきさつを話した。安原の同僚・坂井はそれを調べ始めた。四郎のことをきいて、村越は驚き、オノロケを買収して四郎を襲わせた。右腕の傷ですんだが、ユキも駈けつけた。この機会に麻薬もなおさせようとする。村越は四郎を静養させると称して、伊豆塩田社長の別荘へ連れだした。ユキと坂井の車がそれを追った。別荘で四郎はスキを見て黒田の拳銃を奪い、村越に迫った。そのとき、後に拳銃をかまえた秋子が現れた。彼女は彼をガスのこもる室へ閉じこめ、村越と黒田を射殺し相討ちのように見せた。これで、私は安全。宝石も全部、私のもの。が、そのとき、ユキの知らせで警官隊が到着し、彼女は捕った。四郎は救われ、そのまま、ユキの命令どおり、麻薬の治療に専心したという。



■解説

週刊大衆に連載中の大下宇陀児原作の映画化で、麻薬中毒の自殺常習者をめぐる宝石横領の完全犯罪を描いたもの。脚色は高橋治、監督は「続禁男の砂」の堀内真直、撮影も「続禁男の砂」の小原治夫。出演は「花嫁の抵抗」の田村高廣・渡辺文雄・有沢正子、「ろまん化粧」の高千穂ひづる・泉京子など。

  • 1958年9月7日 より

  • 配給:松竹
  • 製作国:日本(1958)

■スタッフ

監督 堀内真直 (ホリウチマナオ)
脚色 高橋治 (タカハシオサム)
原作 大下宇陀児
製作 小梶正治
撮影 小原治夫 (オバラハルオ)
美術 熊谷正雄 (クマガイマサオ)
音楽 木下忠司 (キノシタタダシ)
録音 堀美臣
照明 市村政次郎 (イチムラマサジロウ)
編集 浜村義康 (ハマムラヨシヤス)

■キャスト

俳優名 役名
田村高廣 (Takahiro Tamura)  四宮四郎
高千穂ひづる (タカチホヒヅル)  ユキ
諸角啓二郎 (モロズミケイジロウ)  オノロケ黒田
高野真二 (タカノシンジ)  村越
泉京子 (イズミキョウコ)  秋子
片山明彦 (カタヤマアキヒコ)  山倉
有沢正子 (アリサワマサコ)  恭子
十朱久雄 (Hisao Toake)  塩田社長
渡辺文雄 (ワタナベフミオ)  坂井記者
内田良平 (ウチダリョウヘイ)  安原記者
永井達郎 (ナガイタツオ)  高井刑事
南郷佑児 (ナンゴウユウジ)  鈴木刑事
須賀不二男 (スガフジオ須賀不二夫)  中島医師
川金正直   若森信吉
三谷幸子 (ミタニサチコ)  五十鈴のマダム
小林十九二 (コバヤシトクジ)  ドライブクラブの親爺
水上令子 (ミナカミレイコ)  ドライブクラブの女房
町田祥子 (マチダヨウコ)  新聞社の受付嬢
佐谷ひろ子 (サタニヒロコ)  T町の芸者
清川晶子   ユキの弟子富子
園田健二 (ソノダケンジ)  刑事A
津村映次 (ツムラエイジ)  刑事B
南進一郎 (ミナミシンイチロウ)  喜薬の男客

愛がなんだ









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