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作品詳細

  • 唐人お吉

 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

安政四年春、アメリカ総領事ハリスと秘書ヒュースケンが玉泉寺に居をかまえ、幕府と通商条約を結ぼうとしていた。幕府は二人が江戸に上るのを押える為、下田奉行井上信濃守と支配組頭伊佐新次郎はヒュースケンに町人の娘お福を世話し、ハリスには下田一の芸者お吉をあてがおうと企んだ。お吉には将来を誓った恋人、船大工の鶴松があった。伊佐は鶴松を甘言と脅迫を用いて下田から追放する。命の綱と頼む男に逃げられたお吉は、死んだ心でハリスの許へ行った。彼女に同情していた下田の人々は、一転して冷い目をおくった。お吉のために機嫌をなおしたハリスは下田条約に署名し、井上と伊佐は面目を果した。これを機にハリスとヒュースケンは江戸に上る事になり、お吉とお福には暇が出た。洋妾のそしりを受けて、二人は追われるように下田を出た。お福は旅役者の一座に加わり、お吉は破れた三味線をだいて新内「明烏」を歌いながら鶴松を求めて歩き続けた。明治六年秋、お福のいる片岡我久次郎一座の小屋の前に酔いしれたお吉が倒れていた。これが縁で彼女は一座に加わったが、横浜で彼女の明烏を耳にして飛込んだのは鶴松であった。伊佐にだまされた彼は舟大工の手伝いをしながら酒にすさんでいた。二人は手をとりあって下田に帰り、お吉は髪結いを始めたが、やがて食うに困って再び芸者に出た。鶴松との仲は次第に離れ彼は若き日のお吉に似たおゆきという娘に心をひかれて行く。その頃出世した伊佐が下田を訪れてお吉を座敷へ呼んた。彼女は憎しみをこめてかみそりで斬りつけたが及ばず、すべてに敗れたお吉は自らのどをついて死んだ。



■解説

京映プロの第一回作品で江戸末期の外交にからむラシャメンお吉の生涯を描くもの。脚本は「祇園囃子」の依田義賢、「忍術罷り通る」の若尾徳平、これに「君に捧げし命なりせば」の若杉光夫が共同で執筆し、若杉光夫が「君に捧げし命なりせば」につづいて、監督にあたっている。撮影は瀬川順一、音楽は「サラリーマンの歌」の飯田信夫。出演者は「魅せられたる魂」の山田五十鈴、「若さま侍捕物帳 恐怖の折り鶴」の嵯峨美智子の母娘初顔合せのほか、「赤い自転車」の薄田研二、「赤い自転車」の朝霧鏡子、加藤嘉、北林谷栄など。それに三島雅夫、永田靖、これに民芸の宇野重吉、細川ちか子、前進座の瀬川菊之丞、河原崎国太郎、阪東調右衛門、市川染升が特別出演し、河原崎以下三人は劇中劇『明烏花濡衣』に出る。

  • 1954年1月15日 より

  • 配給:北星
  • 製作国:日本(1954)

■スタッフ

監督 若杉光夫 (ワカスギミツオ)
脚本 依田義賢 (ヨダヨシカタ) 若尾徳平 若杉光夫 (ワカスギミツオ)
製作 曾根千晴 (ソネチハル) 松本酉三
撮影 瀬川順一 (セガワジュンイチ)
美術 久保一雄 (クボカズオ) 江坂実
音楽 飯田信夫 (イイダノブオ)
録音 石原貞光 (イシハラサダミツ)
照明 平田光治 (ヒラタミツハル)

■キャスト

俳優名 役名
山田五十鈴 (Isuzu Yamada)  唐人お吉
薄田研二 (ススキダケンジ)  伊佐新次郎
下元勉 (シモモトツトム)  鶴松
瑳峨三智子 (サガミチコ)  おゆき
北林谷栄 (Tanie Kitabayashi)  おもと
朝霧鏡子 (アサギリキョウコ)  お福
赤木蘭子 (アカギランコ)  お直
永田靖 (ナガタヤスシ)  ハリス
田中明夫 (タナカアキオ)  ヒュースケン
三島雅夫 (ミシママサオ)  井上信濃守
加藤嘉 (カトウヨシ)  岡田備後守
野々村潔 (ノノムラキヨシ)  松村忠四郎
佐野浅夫 (サノアサオ)  森山栄之助
松本克平 (マツモトカッペイ)  斎藤源之丞
織田政雄 (オダマサオ)  半兵衞
宇野重吉 (Jukichi Uno)  お福の父
細川ちか子 (ホソカワチカコ)  お福の母
瀬川菊之丞 (セガワキクノジョウ)  片岡我久次郎
八汐路恵子   しの

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