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作品詳細
RAMPO 黛監督版
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。昭和初期・東京。江戸川乱歩は発行人の横溝正史とともに、小説「お勢登場」の発禁処分を告げられる。そんなおり、根津界隈の骨董屋で、主人が長持ちの中で死ぬという、小説と奇妙なほど符合する事件が起きた。夫殺しの嫌疑をかけられた妻・静子の姿を法事の日に見た乱歩は、たちまち心魅かれる。いつしか静子は、暗い土蔵の仕事場で原稿用紙に向かう乱歩の作品世界で、密かに大河原侯爵夫人・麗子となって描かれていく。乱歩は自らの分身ともいえる探偵・明智小五郎を登場させ、特異な創造力で虚構と現実の世界を彷徨する。だが明智は乱歩の指図を超えて行動し、一方静子は侯爵を殺し、自らも死を選ぼうとする。彼女を助けようと乱歩は侯爵の屋敷に駆けつけ、扉を開けた。だがそこには、また別の迷宮に行き着いたかのごとく、ただ大樹が広がるのみであった。乱歩のもとに、現実の静子から電報が届く。
■解説
2バージョンで話題を呼んだ「RAMPO」の、最初に撮影されたもので、NHK「花の乱」などの演出家黛りんたろう監督作品。脚本は奥山和由、黛、榎祐平の共同、撮影は森田富士郎が担当。
1994年6月25日 より
- 配給:松竹=松竹富士
- 製作国:日本(1994)
■スタッフ
監督 | 黛りんたろう (マユズミリンタロウ) |
---|---|
脚本 | 奥山和由 (オクヤマカズヨシ) 榎祐平 (エノキユウヘイ) 黛りんたろう (マユズミリンタロウ) |
原作 | 江戸川乱歩 (エドガワランポ) |
企画協力 | 中川好久 (ナカガワヨシヒサ) 晦日裕子 田沢連二 (タザワレンジ) |
製作 | 奥山和由 (オクヤマカズヨシ) |
プロデューサー | 西岡善信 (ニシオカヨシノブ) |
撮影 | 森田富士郎 (Fujio Morita) |
美術 | 西岡善信 (ニシオカヨシノブ) |
音楽 | 川崎真弘 (カワサキマサヒロ) |
音楽プロデューサー | 佐々木麻美子 (ササキマミコ) |
録音 | 林土太郎 (ハヤシツチタロウ) |
照明 | 中岡源権 (ナカオカゲンコン) |
編集 | 谷口登司夫 (タニグチトシオ) |
助監督 | 原田真治 (ハラダシンジ) |
スクリプター | 野口多喜子 |
スチール | 松平元子 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
---|---|
本木雅弘 (Masahiro Motoki) | 明智小五郎 |
竹中直人 (Naoto Takenaka) | 江戸川乱歩 |
羽田美智子 (Hada Michiko) | 静子 |
香川照之 (Teruyuki Kagawa) | 横溝正史 |
樹木希林 (Kiki Kirin) | 根津界隈の主婦、女中頭 |
佐野史郎 (Shiro Sano) | 検閲課官吏 |
岸部一徳 (Ittoku Kishibe) | カフェの主人、帝室美術館門番 |
高城淳一 (タカギジュンイチ) | 執事藤森 |
マルセ太郎 (マルセタロウ) | 円タクの運転士 |
江戸家猫八 (エドヤネコハチ) | 骨董屋主人 |
久仁亮子 | 真実一路 |
小林泉 (コバヤシ) | 森下鉄朗 |
門田裕 | 小松健悦 |
酒井雅代 (サカイマサヨ) | 上田真理 |
花岡秀樹 (ハナオカヒデキ) | 藤井康次 |
大迫英喜 | 森下悦子 |
山崎大聖 (ヤマザキ) | 小野真也 |
松永ひさ乃 (マツナガヒサノ) | 山口雄大 |
平幹次朗 (ヒラミキジロウ) | 大河原侯爵 |