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作品詳細

  • 河童

 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

世界的な報道写真家・鈴森雄太が15年ぶり日本で行った個展の場に、別れた妻との間の息子・戸田勇が現れた。心臓の状態が悪化し、自分の残り時間があと僅かだと悟った雄太は勇に不思議な1個のボール″尻子魂″を手にして故郷・北川村のことを語り出す。昭和28年、母を亡くした8歳の雄太は、東京から戻って駐在をしている父の勇吉と祖父の喜助の3人暮らしだった。祖父の喜助によると、天神沼の川嵐洞には昔から河童様が村の守り神として住んでおり、男の河童は死ぬと尻子魂となり、女の河童は空の川になるという。ある日、友人の克次が天神沼で気絶するという事件が起こり、熊が出たものと勘違いして大人たちは騒ぎ出し、天神沼の葦原が大火災にみ見舞われてしまう。その時、雄太は葦原で緑色の奇妙な生き物である河童の親子と対面した。地中の池の中に引き込まれた雄太は水面の下に広がる美しい宇宙で出会った子供の河童を「TEN」と呼び、親しくなっていく。まもなく喜助が亡くなった。勇吉と雄太の間はますます気まずくなる。天神祭の夜、遂に母河童が死に、悲しむTENの横で、母と死に別れたときの思いを重ねる雄太。たちまち水になり、天に昇ってオーロラとなる母河童だったが、異変に気づいた村人たちは、河童を捕まえて観光で儲けようとする村長と茂作の煽動で祭を投げ出し、川嵐洞の狭い入り口をてっとり早く爆破しようとする。洞窟の中には雄太と彼を追ってきた悪ガキ三人組が閉じ込められていた。雄太はTENと、自らの命と引き換えに子供たちを救おうとした勇吉の手によって助けられた。あれから40年。ゴルフ場建設中で変わりはてた村を歩きながら思い出を語る雄太は、勇ともども尻子魂に導かれて地中に埋もれた川嵐洞の中に転がり落ちた。そこには老いたTENが40年前の約束を守るため雄太を待っていた。古びたハーモニカをTENから受け取り、息を引き取る雄太。TENの宇宙船が飛び立つのを見送りながら、勇はしっかりと、父が自分に伝えたかったこと、そして父が、その父や祖父から受け継いだことを心に刻んでいた。



■解説

日本古来から言い伝えられてきた河童伝説を下敷きに、人間の親と子の絆を、河童と少年の出会いを通して綴ったファンタジー。米米クラブのボーカリスト、カールスモーキー石井が本名・石井竜也として監督業に初挑戦した作品。脚本は「水の旅人 侍KIDS」の末谷真澄、撮影は長谷川元吉が担当。CGなどの最新映像技術を駆使してのビジュアル感覚も話題となった。

  • 1994年12月10日 より

  • 配給:日本ヘラルド映画
  • 製作国:日本(1994)

■スタッフ

監督 石井竜也 (イシイタツヤ)
脚本 末谷真澄
製作総指揮 岡本朝生 (オカモトアサオ)
プロデュース 河井真也 (カワイシンヤ)
クリーチャー・デザイン 石井竜也 (イシイタツヤ)
撮影 長谷川元吉 (ハセガワゲンキチ)
美術 部谷京子
音楽 金子隆寛 (カネコ)
米米クラブ (コメコメクラブ)
録音 中村淳 (ナカムラジュン)
照明 森谷清彦 (モリタニキヨヒコ)
編集 冨田功 (トミタイサオ)
監督補 國重和人
助監督 土岐善将 (トキ)
スクリプター 牧野千恵子 (マキノチエコ)
スチール 笹田和俊 長浜谷晋
SFX・CGIプロデューサー 杉村克之 (Katsuyuki Sugimura)
SFXスーパーバイザー 秋山貴彦 (アキヤマ)

■キャスト

俳優名 役名
陣内孝則 (Takanori JInnai)  鈴森勇吉
舟越圭佑 (フナコシ)  鈴森雄太(8)
原田龍二 (Ryuji Harada)  戸田勇
坂上二郎 (Jiro Sakagami)  村長
今福将雄 (イマフクマサオ)  鈴森喜助
苅谷俊介 (Shunsuke Kariya)  茂作
木ノ葉のこ (コノハノコ)  節子
荒木定虎 (アラキ)  善二
浜村純 (ハマムラジュン)  国定忠治
原ひさ子 (ハラヒサコ)  老婆
車だん吉 (クルマダンキチ)  農家の男
藤竜也 (Tatsuya Fuji)  鈴森雄太(51)

愛がなんだ









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