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作品詳細
5等になりたい。
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。小児麻痺の後遺症で歩くのが不自由な律子は、そのことで先生に人一倍かまってもらったことから、クラスメイトの省吾や咲子らの反感を買い、いじめにあっていた。表面でこそ明るく振る舞うものの、内心はひどく傷つく律子。そんな彼女に勇気を与えたのは、律子の足が歩けるように体と心の治療を施してくれた石橋先生だった。自らも目が不自由なハンディキャップを抱える彼は、いじめっ子は心のハンディを持っているのだよ、と律子を励ますのだった。3年生になった律子は、運動会で班対抗のリレーに出場することになった。ところが、律子と同じチームのメンバーの省吾や咲子は、これではビリになってしまう、と大騒ぎ。しかし、担任の林先生が省吾や咲子が律子をいじめる本当の原因をつきとめたことでクラスは和解する。律子のビリの6等ではなく5等になりたいという夢を叶えるため、省吾の出したアイデアで、本来なら一人100メートル走るところを、律子は70メートル、省吾は130メートル走ることになった。それからはチーム一丸となっての猛練習が開始され、運動会当日を迎えた。いよいよリレーのスタート。運動神経抜群の咲子の頑張りで、律子のチームは順調な出だしでトップを走る。アンカーの律子は1位を守ってきた省吾からバトンタッチされ、皆の応援の中を懸命に走った。見事1位をキープしてゴールのテープを切った律子は、彼女の姿を見に来てくれた両親や石橋先生たちと手を取り合って喜び、嬉しい時にも流れる涙のあることを知るのであった。
■解説
足の不自由な少女と、彼女を巡る人々との心の交流を描いたアニメーション。監督は「ぞう列車がやってきた」の加藤盟。原作は、岸川悦子の児童書。音楽を、昨今映画やテレビで大活躍の大島ミチルが担当している。
1995年10月10日 より
- 配給:共同映画
- 製作国:日本(1995)
■スタッフ
監督 | 加藤盟 (カトウメイ) |
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アニメーション演出 | 寒竹清隆 |
脚色 | 山本洋子 (ヤマモトヨウコ) |
原作 | 岸川悦子 (キシカワエツコ) |
企画 | 小室皓充 (コムロ) 別所孝治 |
製作 | 桂壮三郎 (カツラ) 岡村光雄 (オカムラミツオ) 田中道哉 (タナカミチヤ) 野々村優 (ノノムラユウ) |
キャラクター・デザイン | 西城隆詞 (サイジョウ) |
作画監督 | 西城隆詞 (サイジョウ) |
撮影 | 柳田久次郎 (ヤナギダ) |
美術監督 | 地蔵本拓嗣 |
音楽 | 大島ミチル (オオシマミチル) |
音楽プロデューサー | 安東義史 (アンドウ) |
歌 | 野口五郎 (ノグチゴロウ) |
録音 | 阿部幸男 (アベサチオ) |
音響監督 | 本田保則 |
編集 | 神谷信武 |
出演(声) | 御手洗リカ (ミタライリカ) 檀ふみ (ダンフミ) 野口五郎 (ノグチゴロウ) 紗ゆり 田原アルノ (タハラアルノ) 林玉緒 (ハヤシタマオ) 森田育代 (モリタイクヨ) 和田早代 (ワダサヨ) |