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作品詳細
彼女が結婚しない理由
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。大手結婚式場に勤めるブライダル・コーディネーターの有子は、夫と離婚して娘の怜子と2人暮らし。今の有子にとって結婚とはビジネスのことだった。そんな彼女の楽しみは、バー“風”で仕事の疲れを癒すことで、マスターの江口ともごく自然に親しくなっていた。そんなある日、彼女は怜子から、恋の悩みを打ち明けられる。結婚したい人がいるが、彼の気持ちがよくわからないというのだ。またその一方で結婚式をコーディネートしていた大手企業の一人娘・正子からも他に好きな人がいて結婚に乗り気でないと相談される。そんな2人の悩みに上手く答えられずに戸惑う有子。そんなある日、江口から意外な事実を告白される。怜子と付き合っていた事、そして本当に恋をしてしまったのは怜子ではなく、その母の有子である事。その時、2人の前に現れた怜子はショックを受け、しばらくの間、別れた父・大垣のところに行くと有子のもとを出ていった。一方、正子は結婚を承諾するが、結婚式当日に現れた本当の恋人と新郎の2人に別れを告げて「自分になります」と言い残し式場を後にした。正子の本当の気持ちが表れた言葉に心から喜ぶ有子。その夜、“風”で有子は、江口本人から怜子が彼に結婚を申し込んだことを聞かされる。有子は、怜子の幸せを祈りつつ、江口との別れを誓う。やがて江口と怜子の結婚式をコーディネートする有子。今日の彼女は、母親の顔でなく女の顔をしていた。
■解説
ブライダル・コーディネーターの母と、婚期を迎えた娘の姿を通して、現代の結婚観をユニークに描く。90年に日本テレビ系で放映されたテレ・フィーチャーの劇場版で、脚本は「悪徳の栄え」の岸田理生が執筆。監督は「ふたり」の大林宣彦。撮影監督は「BEST GUY」の阪本善尚がそれぞれ担当。
1992年6月13日 より
- 配給:東北新社=ギャラクシーワン
- 製作国:日本(1992)
■スタッフ
監督 | 大林宣彦 (Nobuhiko Obayashi) |
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脚本 | 岸田理生 (キシダリオ) |
企画 | 小杉義夫 (コスギヨシオ) |
プロデューサー | 山口剛 田辺隆史 (タナベタカシ) |
撮影 | 阪本善尚 (サカモトヨシタカ) |
美術 | 沢路和範 (サワジカズノリ) |
音楽 | 設楽幸嗣 (シタラコウジ) |
録音 | 中村雅光 (ナカムラマサミツ) |
照明 | 高野和男 (タカノカズオ) |
編集 | 大林宣彦 (Nobuhiko Obayashi) |
助監督 | 竹下昌男 (タケシタマサオ) |
スチール | 勝村勲 |
友情出演 | 浅野愛子 (アサノアイコ) 明日香尚 (アスカナオ) 天宮良 (Ryo Amamiya) 石田ひかり (Ishida Hikari) 大前均 (オオマエヒトシ) 尾美としのり (Toshinori Omi) 小林かおり (コバヤシカオリ) 竹中直人 (Naoto Takenaka) 中嶋朋子 (Nakajima Tomoko) 林泰文 (Yasufumi Hayashi) 松田洋治 (マツダヨウジ) 峰岸徹 (ミネギシトオル) |