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作品詳細
シャイなあんちくしょう
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。守は議員秘書をしている父・太一と二人で暮らしていたが、江川議員に容疑のかかった贈収賄の罪をかぶり二年の刑を宣告されていた。ある日、守はチンピラにからまれていた女性を助けるため、その男の腕を骨折させてしまう。そして守が太一の息子とわかるとマスコミはこの事件を好奇の目で追った。正義感から起こした行動とはいえ、立場の悪くなった守は、伯父のいるアメリカへ渡った。四年後、MXチームのテストドライバーになり、モトクロスレーサーとして十日間だけ日本に戻った守は、選手達の歓迎パーティー席上でカメラマンの真理子と出会う。ところが真理子が撮った写真で再び守の過去の事件がマスコミに取り上げられる。真理子は守に謝罪するが、それがきっかけで二人は親しくなる。一方、当時の担当刑事だった福田も年をとり、定年まであと十日になっていた。守はそんな福田の疲れた姿に病身の父の姿と重ねていた。さらに街で幼なじみのカオルと再会した守は、彼が竜二と名乗るヤクザになっていたことを知る。しかし、カオルは息子に同じかおるという名をつけ、昔のままの優しい男だった。守のニューマシンの練習が続く中、突然太一が死去した。守は父の遺言を読んで、最後まで父との間の溝を埋めることが出来なかったことを後悔した。その通夜の席で、次期幹事長候補となった江川は、秘書の中島を使って口封じにやってきた。また江川はカオルのいる岩尾組と深いつながりをもっていた。それによって組長と親友との間で苦しむカオル。それを見た兄貴分の柳田はカオルを破門にする。だが、守の苦しみを江川に分からせようと追い詰めたカオルは逆に殺されてしまう。そして怒りに燃えた守は帰国当日、真理子の協力を得て江川に復讐を果たすのだった。
■解説
議員秘書の父親にきせられた株の不正売買事件の真相を暴く若者の姿を描く青春アクション。高橋三千綱の原案を基に、「ゴールドラッシュ」の和泉聖治が脚本・監督。共同脚本は「スパイゲーム」の岡田恵和。撮影は「ゴールドラッシュ」の東原三郎がそれぞれ担当。
1991年4月13日 より
- 配給:東映
- 製作国:日本(1991)
■スタッフ
監督 | 和泉聖治 (イズミセイジ) |
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脚本 | 岡田恵和 (オカダ) 和泉聖治 (イズミセイジ) |
原案 | 高橋三千綱 (タカハシミチツナ) |
プロデューサー | 佐藤和之 (サトウカズユキ) 菊池淳夫 (キクチ) |
撮影 | 東原三郎 (ヒガシハラサブロウ) |
美術 | 中村州志 (ナカムラシュウジ) |
音楽 | 大谷幸 (オオタニコウ) |
音楽プロデューサー | 石川光 (イシカワコウ) |
録音 | 谷村彰治 |
照明 | 山口利雄 (ヤマグチトシオ) |
編集 | 福田憲二 (フクダケンジ) |
助監督 | 原田昌樹 (ハラダマサキ) |
スチール | 中川隆司 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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加勢大周 (カセタイシュウ) | 白川守 |
南果歩 (Minami Kaho) | 高塚真理子 |
湯江健幸 (ユエタケユキ) | 出口カオル |
湧岐朱咲久 | 福田友美 |
田中邦衛 (Kunie Tanaka) | 福田邦男 |
杉浦幸 (スギウラミユキ) | 出口みゆき |
岡田広海 (オカダヒロミ) | 出口かおる |
日下武史 (Takeshi Kusaka) | 白川太一 |
中原ひとみ (ナカハラヒトミ) | 白川京子 |
織本順吉 (Junkichi Orimoto) | 江川一郎 |
清水健太郎 (シミズケンタロウ) | 柳田正次 |
片桐竜次 (カタギリリュウジ) | 池田哲 |
我王銀次 (ガオウギンジ) | 沢田健一郎 |
佐野史郎 (Shiro Sano) | 中島 |
上田耕一 (Koichi Ueda) | 岩尾剛三 |
木俣堯喬 (キマタアキタカ) | 中丸信 |