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作品詳細
本気!(1991)
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。やくざの世界に足を踏み入れたばかりの渚組のチンピラ本気は抗争で兄貴分の桃次を失い、命のはかなさを感じていた。そんなある日、川辺でよく出会う高校生の久美子に一目惚れしてしまった本気は、純粋に愛していくが、久美子と一緒にいればいるほど二人の世界の違いを感じるのだった。桃次の死から数週間が経ち、異例の早さで一本立ちを果たした本気は、久美子とのせつない気持ちを居酒屋で出会った男に打ち明ける。その男こそ関東一円にその名を轟かす風組総長・風岡翔だった。一方、久美子のことを巡って兄貴の六助に怪我を負わせた本気は、久美子のためを思い少しずつ離れていく。だが、その組内部の微風は直後に起こる渚組組長の突然の死によって跡目争いへと変わっていった。渚組幹部の菊地は周到な根回しによって、同じく幹部の平河内派の小谷、長谷川らを抱き込み、組長の座を奪い取るが、風岡がその策略を封じるかのように組長からの遺言を伝え、平河内が渚組組長になる。それによって渚の代紋を捨てた菊地は、菊地組を結成して戦争を仕掛けてくるが、本気の防御の前に失敗。菊地はその報復に久美子の名を使い、本気に不意打ちをかける。そして、ついに心の底から怒った本気は、久美子への想いを心に秘めて、菊地組へ殴り込みをかけるのだった。
■解説
冷酷無情なヤクザ社会の中で揉まれながらも、男として成長していく若者の姿を描く。立原あゆみ原作の同名コミックの映画化で、脚本は笠井健夫が執筆。監督は「はぐれ刑事純情派」の吉川一義。撮影は「ふうせん」の池田健策がそれぞれ担当。
1991年4月13日 より
- 配給:東映
- 製作国:日本(1991)
■スタッフ
監督 | 吉川一義 (ヨシカワカズヨシ) |
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脚本 | 笠井健夫 (カサイ) |
原作 | 立原あゆみ (タチハラアユミ) |
企画 | 岡田裕介 (Yusuke Okada) 増田久雄 (マスダヒサオ) |
プロデューサー | 小島吉弘 空閑由美子 |
撮影 | 池田健策 (イケダケンサク) |
美術 | 高橋章 (タカハシアキラ) |
音楽 | 渡辺俊幸 (ワタナベトシユキ) |
録音 | 柿沼紀彦 (カキヌマノリヒコ) |
照明 | 篠崎豊治 (シノザキトヨハル) |
編集 | 只野信也 (タダノシンヤ) |
助監督 | 大津是 (オオツ) |
スチール | 加藤光男 (カトウミツオ) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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東山紀之 (Noriyuki Higashiyama) | 白銀本気 |
小島聖 (Kojima Hijiri) | 本城久美子 |
渡瀬恒彦 (Tsunehiko Watase) | 風岡翔 |
坂上忍 (サカガミシノブ) | 港川六助 |
室田日出男 (ムロタヒデオ) | 平河内 |
西岡徳馬 (Tokuma Nishioka) | 菊地 |
川谷拓三 (カワタニタクゾウ) | 吉村 |
火野正平 (ヒノショウヘイ) | 山形 |
安岡力也 (Rikiya Yasuoka) | 小谷 |
佐藤仁哉 (サトウジンヤ) | 長谷川 |
内田勝正 (ウチダカツマサ) | 木村 |
飯島大介 (イイジマダイスケ) | 近藤 |
寺島進 (Susumu Terajima) | 桃次 |
三浦貴臣 (ミウラタカオミ) | 新二 |
安藤麗二 (アンドウレイジ) | 矢印 |
高樹澪 (タカギミオ) | 順子 |
入江若葉 (イリエワカバ) | 桜子 |
鈴木和枝 (スズキカズエ) | 七美 |
成瀬正孝 (ナルセマサタカ) | 今清水 |
浜村純 (ハマムラジュン) | 組長 |
藤田まこと (Makoto Fujita) | 「くいしんぼ」の親父 |