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作品詳細
きらい・じゃないよ
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。ある日、すれ違いざまに見知らぬコカコーラの少女から何枚もの一万円札の入ったコーラの空き缶を手渡されるクー。そしていつものように部屋でゴロゴロしているところにまた見知らぬ少女がやって来る。その少女7月は強引にクーの部屋に転がり込み、奇妙な同居生活が始まる。そんなクーのところへどこかから電話連絡が入る。クーは都会の片隅から急いで飛び立ち、ガラスの拳銃を構えて草むらを突っ走る。それはまるで戦争の訓練をしているかのようだった。一方7月はふとしたことからコカコーラの少女と会うことになるが、どうも二人はしっくりいかない。やがて7月はコカコーラの少女に追いかけられることになる。訓練らしいことから戻って来たクーは、軍港でヴァイオリンを弾く少女・シオに出会う。不思議な力を持つシオに連れられて、彼女の父であるひゃっこいの男に会うクー。シオは父をガラスの拳銃で殺そうとし、クーはそこでメタメタにやられてしまう。そしてシオに別れを告げられ、7月もクーの部屋を出て、自分捜しの旅にいくことを決意する。持っていたカバンを近くのゴミ捨て場に捨て、そこに落ちていたハサミで髪を切る7月。彼女の中で何かが大きく変わろうとしているのだ。そのころクーもコカコーラの少女を捜してガラスの拳銃を渡し、部屋を出ていく支度をする。そんなとき不意にガラスの少女が現れ、東京を走る。やがて、7月はクーに妹だと告白する。そして去ろうとする7月にクーは何か迷いを残しながらも「きらい、じやないよ」と告げるのだった。
■解説
都会の片隅に生きる若い男女の曖昧な青春模様を描く。脚本・監督は「永遠の1/2」のシナリオライター内田栄一でこれが監督デビュー作。撮影は高橋玄がそれぞれ担当。(8ミリ)
1991年3月2日 より
- 製作国:日本(1991)
■スタッフ
監督 | 内田栄一 (ウチダエイイチ) |
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脚本 | 内田栄一 (ウチダエイイチ) |
製作 | 内田栄一 (ウチダエイイチ) |
撮影 | 高橋玄 (タカハシゲン) |
録音 | 鈴木秀和 (スズキヒデカズ) |
編集 | 高橋玄 (タカハシゲン) |
助監督 | 萩生田宏治 (ハギウダコウジ) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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伊藤猛 (Takeshi Ito) | クー |
美香 (ミカ) | 7月 |
伊藤清美 (Kiyomi Ito) | コカコーラの少女 |
川中健次郎 (カワナカケンジロウ) | ひゃっこいの男 |
園子温 (Sion Sono) | 黒マントの男 |
田口トモロヲ (Tomorowo Taguchi) | うどんの男 |
堀仁美 (ホリヒトミ) | 風船の少女 |
梶原梶子 (カジワラカジコ) | ガラスの少女 |
青木陽子 (アオキヨウコ) | シオ |
竹山奈穂子 (タケヤマナオコ) | ねり |
みき | コインランドリーの少女 |
寺島裕子 (テラシマユウコ) | トランプの女たち |
笠原塩見 (カサハラシオミ) | トランプの女たち |
江頭深雪 | トランプの女たち |
加藤恵美子 (カトウエミコ) | 紙飛行機の女たち |
小泉春佳 (コイズミハルカ) | 紙飛行機の女たち |
宮坂エツコ (ミヤサカエツコ) | 紙飛行機の女たち |