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作品詳細

  • キムの十字架

 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

朝鮮半島の慶尚北道の村で育ったジェハとセファン兄弟の一家は、日本軍によって田畑を取り上げられ、きわめて貧しい生活を送っていた。その為、勉強好きな弟セファンは学校へも行けず悲しい思いをしていた。見かねた兄ジェハは、近所の少女ヨンスーに見てもらう。やがてセファンはヨンスーの案内で教会にも通うになるのだった。ところが、日本軍のキリスト教弾圧を恐れた家族はセファンの将来を心配し、彼を山向こうの鍛冶屋へ預ける。その頃、日本軍は密かに長野県松代に十三キロメートルにもおよぶ大本営地下壕を掘るために朝鮮の人々を強制的に連れ去っていた。そしてジェハも無理矢理連れていかれ、粗末な食事の上、昼夜兼行の辛く危険な作業を強制させられ、それによって数多くの仲間が傷ついていった。やがて戦争も終わり、やっと朝鮮に帰れると思った矢先、ジェハは幼いセファンもこの松代に連れて来られていたことを知る。必死にセファンを探すジェハだったが、セファンは同胞の身がわりとなって、すでに死んでいたのだった。ジェハは朝鮮へ帰国する仲間と別れ、再び壕の中に入っていった。その中で何日も岩を刻むジェハ。それは今も松代地下壕の中に輝いているキムの十字架だった。



■解説

第二次大戦中、日本軍によって弾圧された朝鮮人の若者の眼を通して戦争の犠牲となった朝鮮の人々の姿を描くアニメ。和田登原作の同名小説の映画化で、脚本は「チスト みどりのおやゆび」の立原りゅうが執筆。監督は「死線を越えて 賀川豊彦物語」の山田典吾、アニメ監督は真下耕一がそれぞれ担当。

  • 1990年7月21日 より

  • 製作国:日本(1990)

■スタッフ

監督 山田典吾 (ヤマダテンゴ)
アニメーション監督 真下耕一 (マシモコウイチ)
脚本 立原りゅう (タチバナリュウ)
原作 和田登 (ワダノボル)
製作 山田火砂子 (ヤマダヒサコ)
アニメプロデューサー 大倉宏俊
撮影監督 横山幸太郎 (ヨコヤマコウタロウ)
美術監督 多田喜久子
音楽 宮下富実夫
録音監督 明田川進
編集 三木幸子 吉田ちひろ (ヨシダチヒロ)
出演(声) 古谷徹 (フルヤトオル) 野沢雅子 (ノザワマサコ) 中島千里 (ナカジマチサト) 北村弘一 (キタムラヒロカズ) 屋良有作 (ヤラユウサク) 丸山裕子 (マルヤマユウコ) 片岡富枝 (カタオカトミエ) 鷹森淑乃 三浦雅子 (ミウラマサコ)
ナレーション 小林清志 (コバヤシキヨシ)

愛がなんだ









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