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作品詳細
サラリーマン出世太閤記 課長一番槍
(原題:Samurai in the Office)
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。お馴染出世太閤記の木下秀吉は、早くも宣伝係長に抜擢され、早速懸案の野球場壁広告を取りに出かけた。だがすでにおそく、東西会社にとられてしまった。敵が野球ならこっちは相撲とテレビ放送のスポンサーになることを決めて相撲ファンの社長を喜ばせた。その上東西自動車が銀座にネオン塔を計画中と知った秀吉は、我社はそれ以上のものを建てねばと社長に進言した。早速小早川ビルに建設を願いに行くが、なんと社長は小早川隆子なるお色気満点のヨロメキマダムだった。秀吉のたくましさにすっかり参ったマダムは、ナイトクラブにつきあう条件で契約をOKした。契約成立にほっとするが怪しげなクラブに連れこまれ、手入の警察に調べられて秀吉は大クサリだ。今度は社長命令で取引先の銀行の令嬢真知子さんと見合をすることになった。見合の結果真知子嬢は秀吉に一目惚れだったが、ある日弁当を持って現れたエイ子ちゃんと、昼食を誘いに来た真知子嬢と、バーの女給泰子が鉢合せし、お蔭で縁談はつぶれた。一方、広告塔建設の話を聞いてインチキ新聞社万一タイムの社長石川剛右衛門が金をせびりに来たが秀吉の奮闘で撃退した。そのようなうちに塔の上にアトラス号をヘリコプターで乗せることに成功した。しかしその晩石川一味が車を止めてあるネジを抜いてしまったためにアトラス号は地上に落下した。一味は捕まったものの怒った左右田社長は口ぐせの「お前はクビだ!」を連発、正直に受けた秀吉はパチクリ軒でしょんぼりだ。秀吉を愛するエイ子は彼に、東京・大阪間のラリーレースに母校の代表としてアトラスに乗り込み汚名挽回するように勧めた。そのラリーレースは、左右田社長の声援も空しく秀吉なきアトラス号チームは途中で失格。残るは東南大学チームのアトラス号のみ。それを知った左右田社長はヘリコプターの上から声援、秀吉の奮闘とでアトラス号は優勝した。喜んだ社長は秀吉を一躍販売課長に抜擢した。
■解説
サラリーマン出世太閤記シリーズの第四作。「続社長太平記」の笠原良三の脚本を、「結婚の夜」の筧正典が監督し、「鉄腕投手・稲尾物語」の遠藤精一が撮影した。
1959年6月16日 より
- 配給:東宝
- 製作国:日本(1959)
■スタッフ
監督 | 筧正典 (カケヒマサノリ) |
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脚本 | 笠原良三 (カサハラリョウゾウ) |
製作 | 安達英三郎 (アダチエイザブロウ) |
撮影 | 遠藤精一 (エンドウセイイチ) |
美術 | 小川一男 (オガワカズオ) |
音楽 | 松井八郎 (マツイハチロウ) |
録音 | 三上長七郎 (ミカミチョウシチロウ) 下永尚 (Hisashi Shimonaga) |
照明 | 石井緑郎 (イシイロクロウ) |
編集 | 岩下廣一 (Koichi Iwashita) |
製作担当者 | 森田信 (モリタシン) |
助監督 | 錦織正信 |
スチール | 土屋次郎 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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小林桂樹 (Keiju Kobayashi) | 木下秀吉 |
団令子 (ダンレイコ) | 山中エイ子 |
沢村いき雄 (サワムライキオ) | 山中為助 |
加東大介 (カトウダイスケ) | 左右田一 |
東郷晴子 (トウゴウハルコ) | 左右田茂子 |
有島一郎 (アリシマイチロウ) | 長谷川 |
藤木悠 (フジキユウ) | 加藤 |
宇野晃司 (ウノコウジ) | 福島 |
山田彰 (ヤマダアキラ) | 片桐 |
丘寵児 | 黒田 |
伊藤久哉 (イトウヒサヤ) | 浅井 |
淡路恵子 (Awaji Keiko) | 小早川隆子 |
水の也清美 (ミズノヤキヨミ) | 可奈子 |
土屋詩朗 (ツチヤシロウ) | 塩田頭取 |
三田照子 (ミタテルコ) | 塩田夫人 |
柳川慶子 (ヤナガワケイコ) | 塩田真知子 |
野口ふみえ (ノグチフミエ) | 泰子 |
江原達怡 (エハラタツヨシ) | 石田 |
千葉信男 (チバノブオ) | 伊豆海親方 |
左卜全 (ヒダリボクゼン) | 石川剛右衛門 |