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作品詳細

  • 大怪獣バラン

    (原題:Varan)
 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

北上川の上流、高山地帯の僻地で、めずらしい種類の蝶が採集された。杉本生物研究所の杉本博士は、新庄、河田両所員を現地に派遣、実態調査を命じた。二人は原始林の奥深く入り、地図にもない湖を発見、そこで蝶を採集したが、その時、巨大な怪獣が襲いかかり、彼らは無惨な最後をとげた。地元民は神の怒りだと怖れおののいた。杉本博士の助手、魚崎、兄の死因をさぐろうとする新庄由利子、カメラマン堀口の三人はこの謎をとくべく現地へ向い、例の湖で大怪獣に出会った。バラノポーダ・バランだ!三人は必死に逃げた。バランは集落を蹂躙し、再び湖水へ姿を消した。バランの大都会侵入を阻止するため、学界、防衛庁を中心に緊急会議が開かれ、現地駐屯部隊が一せい攻撃を開始したが、バランはびくともしない。杉本博士は照明弾を打ち上げ、バランを山頂に誘導したが、その時山火事が起り、火に追われたバランは悪魔のような羽をひろげ、空のかなたに飛び去った。このニュースは全世界にひろがり、政府はあらゆる対策をねった結果、強力な火砲のみがバランを撃退出来るとの結論を得た。だがなまじの攻撃はバランを刺戟するのみ。銚子沖、野鳥崎沖に出没しはじめたバランは、海上自衛隊の攻撃を苦もなく撃退し、ついに東京湾内に侵入、羽田空港に上陸、空港ビルや旅客機をたたきつぶすなど猛威をふるった。これを見た杉本博士は時限装置をつけた特殊火薬をパラシュートにつけ、ヘリコプターから投下し、バランに呑みこませた。空港を蹂躙した勢でさらに前進しようとしたバランは、これによってついに内部爆発をおこして海中に落下、まもなく大爆発の水柱とともにその巨体は水中に没し去った。バランは永遠の謎を秘めてその生命を絶ったのである。



■解説

黒沼健の原案を、関沢新一が脚色、「美女と液体人間」の本多猪四郎が監督した、お馴染み東宝の空想怪獣映画。撮影は「美女と液体人間」の小泉一、特技監督は円谷英二。新人の野村浩三・園田あゆみが主演するほか、伊藤久哉・千田是他・平田昭彦らが出演する。初期タイトルは「東洋の怪物 大怪獣バラン」。パースペクタ立体音響。

  • 1958年10月14日 より

  • 配給:東宝
  • 製作国:日本(1958)

■スタッフ

監督 本多猪四郎 (Ishiro Honda)
特技監督 円谷英二 (Eiji Tsuburaya)
脚本 関沢新一 (セキザワシンイチ)
原案 黒沼健 (クロヌマケン)
製作 田中友幸 (Tomoyuki Tanaka)
撮影 小泉一
美術 清水喜代志 (シミズキヨシ)
音楽 伊福部昭 (イフクベアキラ)
録音 小沼渡 (オヌマワタル)
整音 宮崎正信 (ミヤザキマサノブ)
音響効果 三縄一郎 (Ichiro Minawa)
照明 金子光男 (カネコミツオ)
編集 平一二 (Kazuji Taira)
製作担当者 川上勝太郎
助監督 梶田興治 (Koji Kajita)
光学撮影 荒木秀三郎
特技撮影 有川貞昌 (Sadamasa Arikawa)
特技美術 渡辺明 (Akira Watanabe)
特技照明 岸田九一郎 (キシダクイチロウ)
スチール 田中一清 (タナカカズキヨ)
造形 利光貞三 (Seizo Toshimitsu)
特技編集 石井清子
火薬 山本久蔵
合成 向山宏 (コウヤマヒロシ)
合成撮影 土井三郎
合成作画 石井義雄
光学作画 飯塚定雄 (イイヅカサダオ) 茂田江津子
特技助監督 出目昌伸 (デメマサノブ) 浅井正勝

■キャスト

俳優名 役名
野村浩三 (ノムラコウゾウ)  魚崎健二(生物研究者)
園田あゆみ (ソノダアユミ)  新庄由利子(婦人新聞記者)
松尾文人 (マツオフミンド)  堀口元彦(キャメラマン)
伊藤久哉 (イトウヒサヤ)  新庄一郎(生物研究者)
桐野洋雄 (キリノナダオ)  河田豊(生物研究者)
千田是也 (センダコレヤ)  杉本博士(生物学者)
村上冬樹 (Fuyuki Murakami)  馬島博士(生物学者)
平田昭彦 (ヒラタアキヒコ)  藤村博士(火薬学者)
山田巳之助 (ヤマダミノスケ)  長官(防衛庁)
草間璋夫 (クサマアキオ)  草間一佐(防衛庁)
土屋嘉男 (ツチヤヨシオ)  勝本三佐(防衛庁)
田島義文 (タジマヨシブミ)  艦長(防衛庁)
瀬良明 (セラアキラ)  神主
山田彰 (ヤマダアキラ)  一作
川又吉一   次郎
重信安宏 (シゲノブヤスヒロ)  三吉
伊原徳 (イハラトク)  村の若者
伊東隆 (イトウタカシ)  子供

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