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作品詳細
平成無責任一家 東京デラックス
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。飴屋家の人々は一家揃っての詐欺師。結婚と離婚を繰り返す母・マツのもとには父親の違う兄弟が四人いて、いまは気の弱い年下の愛人・君夫が父親がわりである。故郷で企てた“選挙トトカルチョ”が失敗し、夜逃げ同然で四国から大都会・東京へ移ることになった飴屋一家は、マツに金を騙し取られた親戚三人も巻き込んで、次男の実を中心にして詐欺行為を再開する。手始めに三男の進がコマしたツアコンの女の実家“バーバーあさい”の老夫婦を騙くらかして、一家はそこに居候を決め込んだ。様々な人物になりすました実は、オカマ・バーのママ・恭子、フィリピンパブのママ・ルビー、広尾の懐石料理屋の女将・秋子、そしてサイケデリッククラブのママ・ローザと次々に詐欺の仕込みを開始する。一方、残った一家もニセの金の延べ棒作りなど、内職に精を出していた。全てがうまくいきそうに見えたが、長男の敬が計画した“冷凍精子バンク”の詐欺がバレて、敬がアマゾンへ旅立ってしまったのをきっかけに、四男の純が悪徳エスコートクラブにひっかかったり、君夫が秋子と駆け落ちしてしまったりと災難が次々とふりかかる。まとまらない一家に嘆く実は、金の延べ棒を使って自分が仕込んでおいたカモから金をせしめる大計画を一気に実行に移した。見事詐欺に成功した彼らは、3000万という大金を手中に収めるが、その金を持って純がアメリカにいるという実父を探しに家出する。ショックの一家は立ち直れないように思えたが、純が騙されたエスコートクラブを反対に騙す計画を実が思いつき、早速実行に移した。まんまと大金をせしめた一家は、晴れて四国の故郷に母・マツの遺骨(?)を携えて戻るのであった。
■解説
家業が詐欺師で“騙されるより騙せ”を家訓とするとんでもない一家が巻き起こす騒動を描いたコメディ。監督は93年に映画賞を総ナメにした「月はどっちに出ている」の崔洋一で、脚本は前作でもコンビを組んだ鄭義信と崔との共同。出演も岸谷五朗、絵沢萠子、麿赤児、ルビー・モレノら、前作のメンバーが顔を揃えている。
1995年1月28日 より
- 配給:東宝
- 製作国:日本(1995)
■スタッフ
監督 | 崔洋一 (Yoichi Sai) |
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脚本 | 鄭義信 (チョン・ウィシン) 崔洋一 (Yoichi Sai) |
企画 | 大里洋吉 (オオサトヒロキチ) 李鳳宇 (リボンウ) |
製作 | 大里洋吉 (オオサトヒロキチ) 李鳳宇 (リボンウ) |
プロデューサー | 青木勝彦 (アオキカツヒコ) 森重晃 (モリシゲアキ) |
撮影 | 上野彰吾 (ウエノショウゴ) |
美術 | 今村力 (イマムラツトム) |
音楽 | 東京スカパラダイスオーケストラ (トウキョウスカパラダイスオーケストラ) |
音楽プロデューサー | 石川光 (イシカワコウ) |
歌 | 東京スカパラダイスオーケストラ (トウキョウスカパラダイスオーケストラ) |
録音 | 野中英敏 (ノナカヒデトシ) |
照明 | 渡辺三雄 (ワタナベミツオ) |
編集 | 奥原好幸 (オクハラヨシユキ) |
衣装 | 岩崎文男 (イワサキフミオ) |
助監督 | 鳥井邦男 (トリイクニオ) |
スクリプター | 小泉篤美 |
スチール | 奥川彰 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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岸谷五朗 (Goro Kishitani) | 飴屋実(橘忠男) |
絵沢萠子 (エザワモエコ) | 飴屋マツ |
高橋和也 (Kazuya Takahashi) | 飴屋進 |
岸部一徳 (Ittoku Kishibe) | 二十日市君夫 |
デーブ・久手堅 | 飴屋純 |
石井ひとみ (イシイヒトミ) | 飴屋信子 |
仲野茂 (ナカノシゲル) | 飴屋敬 |
麿赤児 (マロアカジ) | 黒鉄寛治 |
國村隼 (Jun Kunimura) | 飴屋洋一 |
塩見三省 (Sansei Shiomi) | 竹上茂一 |
ルビー・モレノ (ルビーモレノ) | ママ・ルビー |
鰐淵晴子 (ワニブチハルコ) | 夏目秋子 |
七瀬なつみ (ナナセナツミ) | ローザ・小暮 |
螢雪次朗 (Yukijiro Hotaru) | 恭三(岡島恭子) |
桜井センリ (サクライセンリ) | 浅井正道 |
大坪日出代 | 浅井キク |
北見敏之 (キタミトシユキ) | 佐野克也 |
上田耕一 (Koichi Ueda) | 吉田重之 |
有薗芳記 (アリゾノヨシキ) | 刑事A |