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作品詳細

  • 白い炎

 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

那津子はチベット探険の夢を持つ木津と恋仲だったが、木津が酔って那津子の友人愛子と接吻したのを許さず、仲違いしてしまう。那津子は彼ら二人が結婚すると聞いて、自分のかたくなさを後悔し、木津をやはり愛していることを知る。山で知り合った新聞記者的場が彼女に近づき、二人は親しくなったが、那津子は何事も心からは楽しめなかった。的場は記者をやめ、大阪で商売を始めて一年後には、実業家の頭角を現してきた。彼は正式に那津子の両親に申入れてきた。しかし那津子は彼との結婚は気がすすまぬ。木津とのことがまだ心に残っていた。昔の学校友達が愛子の家に遊びにき、那津子も呼ばれて行ったとき、愛子の家庭の乱れた有様を見せられた。木津から愛されぬ愛子は大学生を連れて遊び呆けているのだ。那津子は木津と愛子の和解の労をとるという口実で、久し振りに木津に会えた。雨の中で、二人は初めて接吻し、那津子は仕事で京都へ行く木津に同行することを約束した。彼女が旅行仕度で的場のアパートに寄ったとき、彼の父が偶然来ていて、結婚について種々話す。良い人だった。那津子は的場にはっきり結婚を断り、駅のホームへ向ったが、途中で動かなくなった。愛子を裏切ることは出来ない。放心したようになった那津子は的場のアパートへ帰り、的場との結婚を承諾したと告げた。大阪での的場の事業は益々発展して、那津子は幸福そうに見えた。社長となって東京へ乗りこむ的場の激励会の夜、那津子は木津が愛子の父の会社を受けついだものの株に失敗し、その債務整理に必死だということを知った。愛子からすでに離婚するつもりだと言ってきていた。その夜、那津子は夫に隠して木津が寝泊りする会社をたずねた。何か不安な気がしたので。木津は自殺しようとしていたところだった。翌日を約して帰っ那津子は、夫に木津の援助を頼む。それで喧嘩して、彼女は木津の旅行に同行しようとするが、今度は木津が現れぬ。那津子は的場の父のいる静岡へ行き、父の尽力で的場と和解出来た。東京へ帰ると、木津から的場の援助申出を感謝する手紙がきていた。彼女は的場がそれを黙ってしたことに感動した。木津はそれを断ったという。的場が木津は昨夜自殺したといったとき、那津子は彼に抱きついて泣いたが、それは、木津への悲しみからだけではなかった。



■解説

週刊新潮に連載された井上靖の同名小説の映画化。脚色は柳井隆雄、監督は「オンボロ人生」の番匠義彰、撮影も同じく西川亨がそれぞれ担当した。主演は「張込み」の大木実、田村高廣、「七人の女掏摸」の高千穂ひづる、山鳩くるみ、笠智衆、夏川静江、有沢正子らも出演。

  • 1958年3月4日 より

  • 製作国:日本(1958)

■スタッフ

監督 番匠義彰 (バンショウヨシアキ)
脚色 柳井隆雄 (ヤナイタカオ)
原作 井上靖 (イノウエヤスシ)
企画 若槻繁
製作 佐々木孟
撮影 西川亨
美術 芳野尹孝 (ヨシノノブタカ)
音楽 牧野由多可 (マキノユタカ)
録音 熊谷宏 (クマガイヒロシ)
照明 磯野春雄 (イソノハルオ)
編集 大沢静子 (オオサワシズコ)

■キャスト

俳優名 役名
高千穂ひづる (タカチホヒヅル)  境那津子
井上正彦 (イノウエマサヒコ)  境道介(父)
夏川静江 (ナツカワシズエ)  境たつ子(母)
大木実 (オオキミノル)  的場豪次
笠智衆 (Ryu Chishu)  的場宇一郎(父)
田村高廣 (Takahiro Tamura)  木津俊太郎
山鳩くるみ (ヤマバトクルミ)  高木愛子
有沢正子 (アリサワマサコ)  西脇三千代(那津子の学友)
永井達郎 (ナガイタツオ)  佐古(的場の友人)
福岡正剛 (フクオカセイゴウ)  加谷(的場の友人)
小野良   遠野(的場の友人)
水上令子 (ミナカミレイコ)  久子(那津子の叔母)
山吉鴻作   榎本(電鉄社長)
清水幹世 (シミズミキヨ)  原田(的場の社員)
川金正直   坂口(的場の社員)
千村洋子   たけよ(境家の女中)
伊久美愛子 (イクミアイコ)  みつ江(的場の女中)
小林十九二 (コバヤシトクジ)  木津の会社の小使

愛がなんだ









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